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芸術創造空間との出会い

吉村 壽夫教授
 
平成23年度四日市大学の大学祭において「四日市萬古焼」の電動ロクロひき体験、陶芸オブジェ制作を四日市内の数名の陶芸作家を招いて、ゼミ、美術クラブが中心となり企画運営した。
  大学のキャンパス内の空間に、地域住民、学生、教職員などによる創造空間は、まさにクリエーティブ(創造)とコミュニケーション(対話)の様相を呈し、萬古焼の伝統産業文化の理解と美の発見、そして創造の歓びを共有したものであった。人と地域の歴史産業文化が融合した有意義な体験イベントであった。

  少し「萬古焼」の歴史に触れると、創始者は、桑名の豪商沼波弄山(1781〜1840)である。現在の三重郡朝日町小向に窯を開いた。名前の由来は、自身の作品に「萬古」、「萬古不易」と印を押したところにあった。
  「四日市萬古焼」は山中忠左衛門の尽力によって興り、末広や阿倉川に最初の窯が開かれた。そして地場産業として育ち、発展した。輸出の最盛期1980年には出荷額200億円を超えたが、1998年頃には、出荷額85億にまで落ち込み低迷した。一方国内向けの出荷額はほぼ横ばいを続けているが、新しいIH時代の対応に新たな調理陶器の開発も進められている。
  今後の活動と計画は、昨年度に続き平成24年度の四日市大学祭に「萬古焼」実技体験コーナーを設け実施する予定である。また美術クラブ、卒業研究としても焼き物の歴史研究、制作研究に取り組む姿勢で、学外での「萬古焼イベント」にも積極的に参加し、意識向上に努める。



平成23年度大学祭「萬古焼」実技体験風景

 


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