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新入生ゼミ対抗カレー大会

松井 真理子教授
 

 近年、若者のコミュニケーション力不足を少しでも改善するため、大学では新入生合宿などを行い、学生相互や教員との親睦を図る取組を行っている。四日市大学でも数年来、湯の山のホテルを貸切にして合宿を行ってきたが、今年度から総合政策学部は、ゼミ対抗のカレー大会に切り替えた。比較的調理の容易なカレーの企画・買い物(1ゼミ5000円)・調理を新入生が共同で行うことで、楽しみながら企画力、コミュニケーション力を養成し、出来栄えを競争することで、教員も含めたゼミの連帯感を高めようという趣向である。
 まず4月4日(木)午後、各ゼミに分かれて企画会議。その後ゼミごとに買い物に行き、翌4月5日(金)9:00に会場のあさけプラザに集合し、調理室でゼミごとに分かれて調理を行った。もともと6人程度が想定されている調理台を12人の大柄な学生が取り囲み、ひしめきあって、調理台の間を回るのも一苦労である。
 あるゼミは、肉を鶏、豚、牛、3種類入れるという。あるゼミは、隠し味にインスタントコーヒーの粉を入れるという。あるゼミは、ネパールからの留学生の腕に頼るという。あるゼミは、茄子、オクラ、人参など色合いも美しく見せるという、あるゼミは「決められているのはカレーであってカレーライスではない。」と、カレーうどんを作っている。あるゼミは予算を絞って、余ったお金をデザートに使うという。本当にいろいろなゼミのカラーが出せるものと感心した。
 今年の新入生は男子学生が95%を占めており、女子に任せるには女子が少なすぎる。否が応でも男子学生が調理を担わざるを得ないが、予想以上に彼らの玉ねぎや肉の切り方、炒め方は手慣れたものだった。料理は女の仕事などという時代ではないから、学校や家庭で体験してきた成果なのだろう。まだ入学して4日目であるにもかかわらず、各調理台には笑いがあり、リラックスした空気が流れていたように思う。
 審査員は、1年生ゼミを受け持たない教員6人である。一人ひとりに審査用の各ゼミのカレー6皿が配られるのだが、運んでくる量がいずれも普通の1人前あって閉口した。何とか減らしてもらって試食し、見た目、味、チームワークなどを採点した。カレーなど同じようなものという予想は大きく外れて、とても辛いもの、奇妙な味のものなど、一つ一つの違いが大きかった。結局、とびぬけて美味しくてデザート付きの新任の三田先生のゼミが優勝、カレーうどんという奇策に出た都島ゼミが準優勝という結果となった。そのほかさまざまな賞が用意され、それぞれのよさを褒め合ったが、優勝、準優勝の結果から、どうすれば人々の心に訴えるのかをちょっぴり学んだはずである。
 大学での学びは始まったばかりである。これから4年間、すべての学生が,健康でたくましく、大学らしい学びの日々を送ってほしいと思う。






 

 


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