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鹿児島の旅を終えて― 霧島神宮と指宿の砂風呂体験を中心に ― 

中西 紀夫教授
 
 今年、鹿児島大学教育学部から「社会保障論」の授業の一環として、公害規制問題での特別講師の依頼があり、鹿児島に行ってきました。日程は6月19日からの3日間で講義は6月20日に行いました。講義に関しては先方からも興味を示していただけたようで、来年以降も今回のような特別講師はもとより3日間で15講の集中講義、といったお話までいただきましたが、どうするかはこれから考えたいと思います。ところで今回の旅は、古くからの友人でもあり共同研究者として連携している鹿児島大学の先生のお世話によるものでしたので、迷わずに引き受けることができました。これが教育者として、あるいは研究者としても、結果的にひとつの大きな収穫になったことは強く実感できましたが、堅い話ばかりもどうかと思いますので、霧島神宮や指宿の砂風呂体験を中心に、私が肌で感じた部分についてお伝えしたいと思います。
 私が鹿児島を訪れるのは、2回目であり高校2年の修学旅行以来です。高校2年というと35年前になりますので、ほとんど記憶には残っていませんでしたのですべてが新鮮に映りましたが、桜島の風景だけは、何故かうっすらと記憶に残っていました。お盆が明けた今、鹿児島の一番大きな話題というと、やはり桜島の最大規模の爆発的噴火ということになるでしょう。あれだけのどかな光景が一瞬にして大きく変化してしまうというのは、まさに自然そのものでもあり我々の住む日本は、火山の国ということも思い知らされます。火山の国ということは、地熱が多く埋蔵されているということも意味します。日本の地熱の埋蔵量が、世界第3位という情報を耳にしたことがあります。まさに脱原発化に伴うクリーンで輸入に頼らない次世代エネルギーとしての新たな可能性と捉えることもできるようですが、温泉など観光資源との関係から難しい問題が山積しているようです。そこで、実際に自分自身で地熱の温泉がどんなものかを体験しようと講義終了後、先方の案内で昼食をとってから指宿の砂風呂を体験しました。入浴方法は、浴衣を身につけた状態でタオルを持ち案内板に従って海岸を降り、指定された砂の上に仰向けになり首から下すべてにスコップで砂をたっぷりかけてもらい、10分位その状態で動かないというものでした。人によっては感じ方が違うでしょうが、入浴中は心地よい発汗があり、思っていたほどの圧迫感もありませんでした。その後、館内のシャワーで砂を落とし普通のお風呂に入りましたが、今までに気づいたことがない感覚がありました。ただ気持ちがよいというレベルではなく、それを表現するのに適切な言葉が見つからないというほどです。初めての感覚というしかありません。そして着替えてからは、肌がつるつるの状態になっているということは想像がつくでしょう。ですが、ここからが重要です。そのつるつるの肌の状態が何日かはわかりませんが、しばらく続きました。ひょっとしたら現在もある程度維持できているようにも思えます。少なくとも鹿児島に行く前よりは手足の指もつるつるしているような気がします。とにかく指宿の砂風呂は体験してみる価値は高いですし、私自身も今まで体験した温泉の中で、最も効果が高かったので是非お勧めしたいと思います。
 そして、指宿を出た後も先方の案内で、霧島神宮を訪問しました。夕方で小雨まじりということと平日ということもあり、この時間帯の訪問者は私たちだけでしたので、この状態がより神聖な空間の雰囲気を醸し出してくれました。私は金縛りなど心霊体験を経験したことがない、いわゆる霊感ゼロの人間ですが、まぎれもなくパワースポットであるという感覚をキャッチできたような気がしました。地元の伊勢神宮や熱田神宮を訪れた時の感覚とは、全く異なったものであったということです。鹿児島はやはりインパクトがある場所が多いということでしょう。
 食についても、お伝えしておきます。とにかく鹿児島は食材が素晴らしいということです。地鶏とハンバーグの専門店に行きましたが、どちらも今まで食べた中で一番おいしいと率直に感じました。また、土産に黒豚のチャーシューを家族等にも買ってきたところ、大変、好評でした。私の印象としても今まで食べた中で、間違いなく5本の指に入る味でした。とにかく、食についても感動しました。
 以上のように、鹿児島はとにかく素晴らしい。私自身も年に一度は来たい、という気持ちになりました。鹿児島にはあまり関心がなかった方でもこのレポートを読んでいただき、今まで以上に鹿児島に興味を持っていただければ幸いです。



【鹿児島大学教育学部での特別講義】


【鹿児島大学の近くを通る路面電車】

【ドルフィンポート(桜島をバックに)】

【開聞岳】

【砂むし会館(指宿)】

【霧島神宮】

 


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