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ディベート選手権

三田 泰雅講師
  
 去る8月、出張で東洋大学に行ったおり、ちょうど中高生の「ディベート甲子園」が行われていました。大会パンフレットによれば、正式には「全国中学・高校ディベート選手権」といい、今年で第19回目になるそうです。地区大会を勝ち残った中学24校、高校32校による熱戦が2日間にわたって開催されているところでした。

 
 私たち四日市大学の総合政策学部でも、一年生の後期にはゼミ対抗ディベート大会があります。ディベートの全国大会という響きに興味をひかれ、せっかくだからと様子を見学してきました。ほんの軽い気持ちで立ち寄ったのですが、そこには数々の驚きが待ち受けていました。


 まず最初にびっくりしたのは、試合への準備です。選手控え室のテーブルには、付箋だらけになった本が積み上げられていました(写真1)(写真2)。それも第一線で活躍する研究者の手になる専門書です。もちろん選手は全国から遠征してきていますから、現地に持ち込める数は限られているはず。実際にはもっと沢山の文献を読み込んでいることでしょう。さすが全国大会ともなるとレベルが違います。


 次に驚いたのは試合の激しさです。競技ディベートは早口だと聞いていたものの、聞きしに勝るその速さ。日本語で話しているはずなのに、はじめはまったく聞き取れませんでした。何だこれは、とんでもないところに来ちまったぞと、すっかり当惑してしまいました。

それでも少しずつ耳がなれてくると、エキサイティングなやりとりを聞き取れるようになってきました。試合中に選手たちに与えられるのは、準備時間を含めてわずか数分間。それだけの時間で、よくぞこれほど細部にまで踏み込んだ議論ができるものだと、感心することしきりです。


 本格的なディベートを見たのは初めてでしたが、入念な下調べに基づく白熱した議論の応酬は見ごたえがありました。実際に見学できたのは1試合の半分ほどだったため、決勝戦の様子は後日インターネットのストリーミングで見ました。決勝まで勝ちあがった両校とも堂々とした論客ぶりです。多くの中高生がこれに青春を費やすのも何となくわかるような気がしました。





 


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