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トルコの大学と協定校になりました

友原 嘉彦准教授
  
 

 すでに大学ニュースにも取り上げられた(詳しくはこちらをご覧ください)通り、トルコのチャナッカレ大学と本学は2014年11月に学術交流協定を締結しました。この働きかけを行なったのが、私です(笑)。

 そもそものきっかけは私が以前、中国の大学に勤務していた際、お隣の大学にお勤めになっておられた三重県伊勢市出身の奥山由美先生と知り合い、その後、奥山先生がチャナッカレに、私が四日市に移ってから、「学術交流協定を結びたいね」という話になったことです。チャナッカレ大学はすでに広島大学、金沢大学、岡山大学、大阪府立大学、関西大学などと協定校になっていますが、環境先進都市・四日市にあり、環境について研究・教育を行なっている本学は特にこの分野で期待に応えられると思います。

 一方、この協定による本学のメリットもまた非常に大きいものがあります。本学初のイスラム圏の協定校であることはもちろん、トルコ最大の都市・イスタンブールとも比較的近く、また、ダーダネルス海峡に臨むチャナッカレは僅か1km程先がヨーロッパという立地です。このため、トルコ研究、イスラム研究、バルカン半島方面の研究、環エーゲ海研究、環黒海研究などさまざまな地域・文化圏研究の拠点となりえます。また、例えば私は観光研究を行なっていますが、トルコは文化・自然遺産、ひいては観光資源が豊富で、今後、トルコを舞台とした何らかの観光研究に取り組みたいと考えています。

 研究だけでなく、教育にもトルコは大きな役割・可能性を有していると思います。予定では、毎年7月にチャナッカレ大学の学生数名と引率教員が本学を訪れ、2月に本学の学生達と私が授業の一環でチャナッカレに行くことになっています。このため、総合政策学部では「総合政策特講c(トルコ研修)」、「海外事情g(トルコ研修)」という科目を用意しました。本学の学生達はチャナッカレで簡単なトルコ語やトルコの政治・経済・社会などの概要を学んだり、また、現地学生に四日市市や日本の環境に対する取り組みを紹介したりします。

 そして、休日などに用意しているのが、観光地であるトロイやイスタンブールを見学するツアーです。総合政策学部では観光学が学べ、観光学で専門演習の受講や卒業論文の執筆を行なうことができるため、各学年、一定の割合で観光を学んでいる学生がいます。こうした学生に海外の観光の現場を見て、何かを感じ、考えてもらえればと思っていますが、それは観光の構造を理解することなどとともに、「観光を通して人生を考える」ということにも繋がってもらえれば幸いです。これは別にラオスでもインドでもどこでもいいのですが、トルコもきっと学生達にとって、かけがえのない経験をさせてくれる良きフィールドとなるでしょう。私も学生時代にトルコを一人旅しましたが、イスタンブールやカッパドキア、ディヤルバクルなどは今でも強く印象に残っており、そこでの経験は今の私を構築している一部となっています。トルコ研修が学生にとって「まぁ、なんとかやっていける」教養力=学士力の比較的大きな一部になれば光栄です。


 


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