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社会人学生1期生の活躍(コンテンポラリー・アート)の報告

吉村 壽夫教授
  
 総合政策学部は、2001年(平成13年)に約130人の学生を擁して学部開設をした。大学教育の機会をということで13人の社会人学生、また留学生の入学もあり、社会からも注目を浴びた。学部開設から14年が経ち歴史を作って来たが、現在では社会人学生が少なくなり寂しい状況にある。

 今回、その社会人学生1期生の宮永正文(69歳)さんの活躍を紹介する。彼は、建設土木に従事しながら本学部を卒業、さらに芸術工学、都市工学、ランドスケープ等を学びに名古屋市立大学大学院へと進学、「地域空間における美術館の役目」を研究論文とし、修了した。また一方に芸術工学、都市工学などの基礎的な研究を基に現代彫刻・立体造形(コンテンポラリー・アート)を制作発表し成果好評を得ている。



       
 平成18年 鈴鹿市美術展 市長賞 「対峙のカタチ」、 平成19年 亀山市民展 市長賞「M・作品―07.12.08」、平成19年 第59回みえ県展 最優秀賞(知事賞)「人・反転」、平成20年 第60回みえ県展 最優秀賞(知事賞)「KATAMUKI・カタムキ」、平成21年 第61回みえ県展 優秀賞「枕木と鉄の構成」、平成25年 第64回みえ県展 優秀賞「枕木・ジャンク・オブジェ13-1」、平成26年 第65回みえ県展 すばらしき三重賞「宇宙ステーション・千年の旅」、平成26年 中部国画展 中部国画賞「枕木がみちびく千年の旅」、以上多数受賞の業績を残して現在も創作を続けている。

 第59回、第60回のみえ県展の最優秀賞「人・反転」、「KATAMUKU・カタムキ」のそれぞれの選評は、「今や廃材になった枕木を束ねて、(人)字に支え合うように組んだ重量感は、どこか懐かしさを漂わせながら見たことのない形で新鮮であった。」、「枕木を重厚に長方形に組んだ作品は、木の素材を扱い、作品化する志の大きさ、完成密度の高さなど爽やかに審査する者の心を捉えた。」と評価を得ている。

 私の感じる彼の作品の特長は、使用済みの枕木と鉄板の素材を構成したジャンク・アート(廃物美術)表現である。日本の美学「侘び・寂び」、「禅」、「書画」の世界の奥深い美意識を強く感じさせてくれる。また日本の書画を習熟しているイタリアの画家スーラージュのしゃれた画風を彷彿する。

 今年の春は、中央東京の公募展にチャレンジ出品するとの事、成果を大いに期待したい!



 


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