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大八木 麻希
OYAGI MAKI

大八木 麻希

おおやぎ まき

講師

大八木 麻希

担当科目

生物調査法
陸水学
環境生物学
入門演習1・2
基礎演習
基礎セミナー

専門分野

陸水学
環境科学

プロフィール

 愛知県瀬戸市で育ち、結婚を機に神奈川県へ。現在は岐阜県民。
 2010年愛知工業大学大学院で博士(工学)取得。
 2008年〜2010年 日本学術振興会特別研究員(DC2)
 2008年より四日市大学環境情報学部で非常勤講師を勤める。
 その他、国立大学(お茶の水女子大学、三重大学、埼玉大学)、私立大学(愛知工業大学、日本大学、明治大学、豊田高等専門学校)などで非常勤講師を勤めた。2015年より現職。


研究テーマ

1. 湖沼:
 富栄養湖沼の酸化的環境や還元的環境の底泥や水中で発生する、地球温暖化の重要な因子となるメタンと一酸化二窒素を測定し、その発生を明らかにすることを目的としてきた。主な研究結果は表水層に流入した硝酸が一日という短い時間の間で変化し、これが脱窒によるものであることを明らかにしたこと(Umemura etal. 2006)、酸化還元境界層には、脱窒菌やメタン細菌、マンガン細菌などの有機物を分解する微生物が存在し、各種化学成分と密接に相互作用を持ち、非常に狭い深度範囲で棲み分けしていることが認められたこと(Yagi et al. 2006)、深水層での極大値、酸化還元境界層での極小値および表水層での極大値が認められ、メタンの鉛直分布に3パターンがあることが分かったこと(Yagi etal.2009)である。

2. 干潟:
  ラムサール条約の登録湿地の環境保全を目的として、干潮前後の物質変化から干潟の浄化機構の一端を明らかにするため、一酸化二窒素ガス、メタンガス、有機態炭素などの調査研究を行ってきた。主な研究結果は最大干潮時に現れる潮だまりにおいて、溶存メタンと溶存有機炭素の変化を明らかにしたこと(梅村、2010)と藤前干潟の底泥間隙水中における一酸化二窒素とDOCの増減がよく対応していることを明らかにしたこと(Umemura et al. 2006)である。

3. 海洋:
 沿岸域における人工島建設の環境への影響を主に底泥の化学分析によって明らかにしてきた。建設前までは良い漁場として知られていた伊勢湾に建設された中部国際空港の建設・開港による環境影響について、コア法を用いて底泥堆積物を1cmごとの分析によって、堆積速度を明らかにし(西條ほか、2008)、さらに建設前後での底泥堆積物中の有機物濃度が2倍高くなっている地点があることを明らかにした(Oyagi et al.、2011)。これらの結果については、アウトリーチ活動の一環として積極的に市民へ還元できるようこれまでに説明会を実施し、講演を行ってきた。

メッセージ

 見た目には変化がないように見える湖でも、湖沼内部では興味深い変化が生じています。
 その仕組みを水質分析という化学のメガネで覗いてみませんか。
 自然の不思議さ、偉大さに圧倒されることでしょう。
 学問にトキメク瞬間を一緒に体験していきましょう。


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