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武本 行正
YUKIMASA TAKEMOTO

武本 行正

たけもと ゆきまさ

教授

武本 行正

担当科目

コンピュータシュミレーション
環境数値解析法
環境のための基礎生物
環境工学(水質公害防止管理者向け)
環境測定・実験b(水質汚染)

専門分野

環境水理学
大気拡散シミュレーション
河川と湾の水質

プロフィール

 東京都新宿区生まれ。神戸育ち。京都大学大学院農学研究科・水利工学専攻修了。名古屋大学プラズマ研究所助手を経て、四日市大学経済学部助教授・同 教授。1997年より四日市大学環境情報学部教授


研究テーマ

1. SOxやNOx等の大気拡散および脱硫石膏有効利用の研究:
 現代社会において,人々の生活に影響を与える大気汚染物質はさまざまであるが,四日市公害で喘息の原因となったSOx(硫黄酸化物)に焦点をあてて被害 予測を行った.この基礎となる煙源量の推定と拡散計算は3次元の一般曲線座標系の濃度予測計算モデルと、平坦な地形の時の3次元直交座標系での計算モデル を開発した.また、NOxについてはゼミ生諸君や地元の高校生らと24時間暴露のパッシブサンプラーにて四日市地域の地上濃度測定を継続的に実施してい る。

2. 伊勢湾等の海況の研究:
  伊勢湾は東京湾と並んで汚濁の進んだ海域で,大学独自の数値シミュレータを開発し,計算方法や乱れを表現するモデルなどの研究を進めること,また伊勢湾の 流れ場の解析を実施して結果を公表してゆくことには意義が有ると考えた.(千葉教授と共同研究).さらに,英虞湾については、共同研究推進委員として県と の共同研究「閉鎖性海域における環境創生プロジェクト」に千葉,井岡,田中,高橋先生らとともに参加し,五ヶ所湾や英虞湾のBOX Model作成や汚濁負荷量の算定を進めている。

3. 河川の水質汚濁の測定:
 過去数年間に亘って、地元の朝明川を対象に水質の測定を実施した。朝明川は、鈴鹿山脈に源を発し、四日市市北部を流れて伊勢湾に注ぐ中小河川である。こ の川の流域は、下流域の住宅地を別にすれば、山地と農耕地が大部分をしめ、水質も比較的良好と言える。
調査では、水素イオン濃度(pH)はほぼ中性(=7)で、値は7以上9未満で、8を超えることは非常にまれであった。
 電気伝導率(EC)は、データにばらつきはあるものの、だいたいは130μS/cm前後であり、塩素イオンを含む水道水(250μS/cm)よりイオンが少ないことになる。溶存酸素(DO)の平均は9〜10ppm程度で、冬場は水温が下がるため、DO値が高くなっている。調査したときの水温と照らし合わせるとほぼ飽和状態を示しており、水中に住む生物にとっては十分な環境といえる。昼間に飽和状態が続いている理由は水底の豊富な植物による活発な光合成によって発生した酸素が溶け込んだものと思われる。COD値(有機汚濁)は時々高い結果を示したが、平均は4ppm程度で、水の汚れに不快を感じる程度ではない。

メッセージ

 四日市の環境がよくなることを常に念頭において、大気・水質の状況を調査している。
伊勢湾の夏場の底層部のDOの少ない貧酸素状態は魚たちの生存を脅かしている。これも大問題!! 


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