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杉谷 克芳
KATSUYOSHI SUGITANI

杉谷 克芳

すぎたに かつよし

准教授

杉谷 克芳

担当科目

経済学史
流通経済論
ライセンスセミナー(販売士)


専門分野

経済学史

流通経済論

プロフィール

三重県鈴鹿市生まれ。津高卒。京都大学経済学部卒。専修大学大学院卒。地元出身で四日市大学に開学時以来勤務する、生粋の地元っ子教員。


研究テーマ

1. 経済学史:
 マルクスは『資本論』という有名な本を書いていますが、この本は実に体系的な本で、マルクス『資本論』体系と呼ばれています。その『資本論』の10年くらい前にマルクスは『経済学批判要綱』という草稿(ノート)を書いていて、その『要綱』の「貨幣章」というのを研究しています。ふつう、この草稿は『資本論』を書くための準備草稿と言われているのですが、そうではなくて、書いている途中でそうなっていきますが、当初は「貨幣」から始まる(『資本論』は商品から始まる)全く別の体系的展開が想定されていた、そして、A・スミスという有名な経済学者がいて、スミスは「経済学の父」「近代市民社会の使徒」なんて呼ばれ方をしているのですが、『要綱』が当初意図したものは、『資本論』よりももっとラディカルな

「近代市民社会批判」としての「経済学批判体系」だったのだ、なんて小難しいことを考えながら研究しています。

2. 三重県の流通業:
 昔はみんな、例えば四日市駅前東の諏訪栄のような町の中心部の商店街で買物をしていました。それが、今のように車でしか行けない郊外に店を作ったのは、1972年12月にできたドイト与野店(現・埼玉県さいたま市)というホームセンターが最初だと言われています。だけど、私の生まれた鈴鹿市には1973年の10月に鈴鹿ハンターというショッピング・センターができています。この鈴鹿ハンターは今では「駅前型」に分類される場合も多いですが、できた当初は田んぼのほか何もない所に突如出現したまったく「郊外型」のSCでした。そして、その2年後の1975年3月に鈴鹿ハンターに隣接してSCアイリスというもうひとつのショッピングセンターが生まれ、この2つのショッピングセンターの出現によって、鈴鹿市の商圏構造や人々の暮らしは大きく変わります。さすがはホンダ鈴鹿工場のある車の町、郊外型大型店による中心市街地の衰退という現在では全国至る所で起こっている問題が、20年も先駆けて生じました。と言うわけで、流通経済の観点から地域とか地域での暮らしが研究テーマです。とりわけ今は、1950年代末〜1960年代の初期スーパーと大衆消費社会の出現に関心があります。

メッセージ

イベント好きなのと、中学生以来の幼なじみが商店会長をやっているのとで、趣味と友情と本業(?)を兼ねて、学生さんや他の教員にも協力してもらって、地元鈴鹿市の神戸商店街の街おこしイベントをやりました(2003年本多サミット、2004年緑雨祭、弥衛祭、長吉祭。新聞やケーブルTVが取り上げてくれましたが、記憶にある人、いませんか)。イベント自体は成功したのですが、後が続かなくて、商店街の再生って、ホンと難しいですね。
また、小学生の息子が勝手に売り込んでくるもので、地元の小学校に2回ほど「出張講義?」に行きました。昔の神戸「商店街」の話をしたら、子供たちは一様に驚いた顔をして。

 私にはいまだに「さびれた商店街」に見えるのですが、「商店街」はもはや私たちの世代の記憶の中でしか存在しないものなのかな、と思いました。


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