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富田 与
ATOO TOMITA

富田 与

とみた あとお

教授

富田 与

担当科目

国際関係論
国際開発政策
比較文化論


専門分野

国際政治経済学

ラテンアメリカ地域研究

ペルーの政治・経済・社会

プロフィール

高校時代まで長野市で過ごした。いまでも根っからの長野好きで「信州人」を自負している。大学と大学院は筑波で過ごし、その間、在ペルー日本大使館専門調査員、ニジニイ・ノブゴロド言語大学(ロシア)客員講師を経験。祭好きが縁となって、娘の通う小学校のPTA会長をしたり、地域の行事で騒いだり、「用事」には事欠かない。


研究テーマ

1. ラテンアメリカ政治における民主主義と「ポピュリズム」、「パトロン・クライアント関係」が大きなテーマのひとつ。これまでフィールドワークに基づき地方政治(リマ市エル・アグスティノ区)でのパトロン・クライアント関係モデルを抽出した。現在、そのモデルの国政(ペルー)レベル、国際関係(南米地域)レベルへの応用を考量中。民主主義については、これまでにフジモリ政権における民主化と権威主義化に関するモデルを提示したが、現在、次の一手を思案中。

 

2. 国際関係における国家主体=非国家主体関係も継続的なテーマのひとつ。具体的には、国際テロリズムとテロ対策における国家と「テロ組織」の関係、米州の国際的な麻薬対策における国家と生産者(主にコカ農民)の関係、の2つを考え続けている。前者では、在ペルー日本大使公邸人質事件などから既に抽出した国際テロリズムの「人質事件モデル」の一般化を考えている。後者では、ポスト冷戦期を説明するために既に提示している「南北関係モデル」に対応させながらポスト「ポスト冷戦期」を説明するためのモデルを考えている。

 

3. 2005年以降注目しているのが南米の「左傾化」と「反米化」で、(1)と(2)のテーマの他に、「ナショナリズム」、「資源外交」、「国際関係の多極化」に着目して、ベネズエラ、ボリビアの動向を中心に『世界週報』、『トップ・コンフィデンシャル』、『外交フォーラム』などに時評を発表し続けている。当面は情勢分析が中心。

メッセージ

社会科学のかなりの部分は技法(テクニック)に分解できると思う。ただ、その技法の多くは、正しい答えを見つけるために技法ではなく、「何を問うか」という問題設定のための技法のようだ。インターネットなどで見つけられる「既に用意された答え」(既製品)を消費することをしばし禁欲し、あえて「自分なりの問い」(オリジナル品)を作ることができるかどうか。大学で試されるのはそのことだろう。


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