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神長 唯
YUI KAMINAGA

牧田 直子

かみなが ゆい

准教授

神長 唯

担当科目

環境社会学
環境と社会
環境論
四日市公害論

専門分野

環境社会学
質的調査
地域社会研究

プロフィール

東京都出身。5歳から10歳までアメリカ・サンディエゴで育つ。東京都立大学人文学部社会学科を経て同大学院修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学(社会学専攻)。経済産業研究所リサーチアシスタントとして東京都多摩地域の産業クラスター研究に従事、東京市政調査会(当時)研究部研究員在職時には地方自治の観点から四日市臨海部の地域再生にかんする調査研究などを行った。2002年より東京外国語大学、駒澤大学、成蹊大学など複数の大学にて非常勤講師。2008年より明治大学法と社会科学研究所客員研究員。2013年より現職。


研究テーマ

1. 四日市臨海地域における諸問題
 
2. 東京都多摩地域の格差問題
 
3. 東京都西多摩郡日の出町における一般廃棄物最終処分場問題
 
●最近の研究
1.地域産業の「再生」と防災:四日市石油コンビナートにおける「構造改革特区」
  四日市臨海部のコンビナート老朽化の問題に注目して、一方で施設建替を阻む法制度のあり方を検証し、他方で構造改革特区制度による規制緩和施策にもとづく安全性確保の追求方法の有効性を示し、その場合の市消防本部の積極的活動に着目した。

2.「三多摩(内)格差」の検証

 東京都西多摩郡日の出町の一般廃棄物最終処分場問題は、(1)単に迷惑施設をめぐる行政対地域住民という対立図式で示されるものではないことを、(2)底流に東京23区と多摩地域の格差(三多摩格差)があること、(3)さらに「三多摩内格差」の存在を無視できないことを指摘した。住民間対立の実相はこの3点の複合であることを示した。
 
3.四日市臨海部コンビナートと災害の重層化

 コンビナートに隣接する地域住民にとって、自然災害やコンビナート災害、それら複合体としての二次災害への不安が日常的に存在することを共同調査の中で明らかにした。四日市臨海部とくに塩浜地区磯津を「災害重層化地域」と捉え、東南海地震や臨海部特有の自然災害とともに重層化して地域住民を脅かす存在としてコンビナート災害を位置づけた。コンビナートによって増幅する災害不安は住民へのインタビュー等から明らかとなった。住民は大気汚染公害の歴史を経て、今では高齢化や潜在的な災害リスクにより災害弱者に転じている可能性がある。自治体による防災・減災対策が具体的な課題となっている。

メッセージ

 公害・環境問題の社会学的研究をしています。2004年から2007年まで、「四日市公害は終わっていないのではないか」という問題意識で、公害認定地域における災害不安に対する住民の聞き取り調査や、行政の活動としてコンビナート災害にどう対処するかという行政各部とくに市消防本部の取り組みに関心をもって調査・研究を実施しました。これからは、これらの調査・研究をさらに充実させる予定です。東日本大震災はここにも大きなインパクトを及ぼしているからです。


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