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「多文化共生社会を考える」プロジェクト第1弾を開催しました

 8月3日、今年で3回目を迎える「多文化共生社会を考える」プロジェクトの第一弾として参加者の勉強会を開催しました。前期試験の最終日で疲れているにもかかわらず、約40名の参加者は熱心に意見交換を行いました。 このプロジェクトは、すでに現実のものとなっている「多文化共生社会」に対する意識向上を目的とし、文化背景の異なる人々が同じ社会に生きることに対して、それぞれの意見や経験を出し合って、議論を進めていくものです。参加者は、留学生と日本人学生を中心として、学外の方にもご協力をいただき、様々な立場から意見を聴取します。
 今回は、参加者同士のアイスブレイクを兼ねて、チームごとの自己紹介や模擬ディスカッションを実施しました。コーディネーターである岩崎恭典教授のレクチャーを受け、「留学生が日本に来て『あれっ』と思ったこと」「日本人学生が留学生と話していて『あれっ』と思ったこと」について、話し合い、各チームが簡単にその結果を報告しました。
 報告では、「中国人男性は優しいという日本人学生がいるが、人によって違う」「日本のごみの分別は細かくて、留学生は困惑する。地域によってもごみの分別方法がちがう」「日本人は授業で先生に当てられてから発言するが、留学生は当てられないのに発言する」「日本人は、車で帰る目上の人を見送るときに、車が見えなくなるまで見送る。理解できない」など、様々な興味深い意見が出され、話は尽きませんでした。
 岩崎教授は「全員から熱心な意見を得られたことで、今日の最大の目的は達成できた。次につなげてほしい」とコメント。今後のディスカッション進行方法について、チームごとに具体的なアドバイスもいただきました。
 次回は9月17日です。


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