三重県主催の多文化共生企画に参加しました
12月21日、3大学連携多文化理解イベントリレー「Hand in Hand!みえの地球市民2013」に、本学留学生と日本人学生が協力して出展しました。
この企画は、毎年恒例で実施されているものですが、今年度は三重県内の大学に所属する学生が中心となって企画・実施しました。本学からの出展は中国・ネパール・ベトナムの展示ブースのほかに、「現代の移民について」という学生のプレゼンテーション、そして三重県企画による「3大学留学生による異文化理解トーク」にも参加しました。これらはすべて、留学生支援センターの企画である「多文化共生社会を考えるプログラム」の参加者が1年間かけて準備してきたものです。
「現代の移民について」は、四日市市や三重県の現状を紹介しながら、実際に自分でアンケートを行ったり、ディスカッションを重ねて完成したものです。「日本に住む外国人は困っていない、困っているのは日本人ではないか?」など、前提を覆すような意見も出た中で「たとえ外国人が必要でないと思っていても、多文化共生社会は必要である」という結論を得ました。
一方、展示ブースでは中国の十字繍、ベトナムのコーヒー、ネパールのチャイや民族衣装試着などが好評で、訪れた人々はこれらの国についての説明を受けながら、学生達と歓談しました。「異文化理解トーク」では、本学総合政策学部の小林慶太郎教授がコーディネーターとして進行を務め、四日市大学、三重大学、鈴鹿国際大学の留学生が1人ずつスピーカーとして参加しました。本学からはネィミョーティハハンさんが参加し、「ミャンマー人の良いところは大国の中にありながら独自性を維持していること、良くないところは相手の感情を傷つけないような表現方法の教育を受けていないこと」と、わかりやすく自国民の特徴を説明しました。
参加した学生達からは、ほかのブースを訪れたり、桂三輝さんの落語を聞いたりして一日を過ごし、「楽しかった、機会があればまた参加したい」という感想が聞かれました。
参加学生
氏名 (出身国・学部学年) |
ブイ タン タム (ベトナム・経済学部1年生) |
ディン ティ カム (ベトナム・経済学部1年生) |
中井 優奈(日本・環境情報学部4年生) |
村井 將泰(日本・環境情報学部2年生) |
タンドゥカル アミット(ネパール・環境情報学部3年生) |
ダンゴル ショバ(ネパール・環境情報学部3年生) |
ヒマラ クマリ タマン(ネパール・環境情報学部1年生) |
タマング ラッキー(ネパール・総合政策学部1年生) |
ネィ ミョー ティハ ハン(ミャンマー・総合政策学部3年生) |
リ シュンジュン(中国・総合政策学部4年生) |
タン チュアン(中国・経済学部4年生) |
ヘン リサ(中国・環境情報学部2年生) |
ホウ キン(中国・経済学部1年生) |
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