10月25日、大学祭「よんよん祭」で、ベトナム人留学生とネパール人留学生がスピーチとダンス、歌を披露しました。
　最初にメインステージに立ったのは、ベトナムからの留学生ディン・ティ・カムさんです。10月16日に行われた「四日市大学留学生日本語弁論大会」で学長賞を受賞した「日本語を学んで得たもの」というスピーチを行いました。途中、歌舞伎の「白波五人男」の台詞を見事な節回しで披露し、多くの観客を釘付けにしました。
　また、ベトナム人留学生の7人は、「ホン・クェー」というベトナム民謡の曲に合わせて華麗な舞を披露しました。「アオババ」という民族衣装を纏い、手には「ノンラー」と呼ばれる葉笠を持ち、故郷を想う少女たちの心を優雅に表現しました。勉強とアルバイトで忙しい中、練習を重ねた甲斐があり、7人の息もピッタリ。最後は皆でベトナムの国を形作り、会場から大きな拍手を頂きました
　引き続き、ネパールからの留学生タマン・カルマ・シンさんが自慢の喉を披露しました。
ネパールの国旗を肩に掛け、ネパールの伝統的な曲である「ザ・ハーチャン・ブッダー」、カルマさん作詞作曲の「サガルマタ」を情熱的に歌い、最後にカルマさんが日本の歌で一番好きだという「涙そうそう」を、たっぷりと情感込めて歌いあげました。
　出演した留学生たちは、遠く離れて暮らす自国への郷愁と日本文化への関心を益々強くしたことでしょう。大学祭という国際交流の場で、様々な人や文化に触れ、より一層日本留学への意義を深め、今後も積極的に学内外活動に参加してほしいと思います。