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留学生進路ガイダンスを実施しました

 2016年6月14日、3年生の留学生全員を対象とする進路ガイダンスを行いました。これは、卒業後の進路を定めるに当たり、日本社会特有の仕組みがあることを理解し、真剣に自らの将来を考え、準備を始めるための最初のステップです。当日は、約50人の対象者のほぼ全員が集まり、進路に関する関心度の高さがうかがわれました。
 ガイダンスは、教学部部長小林先生の「現在、先輩である4年生は就職活動の真只中にいます。就職希望の人はこれからの一年間、きちんと準備して自分がどういうところに就職するのか考えてください。大学院に進学したい人は、日本でどんな勉強をしたいのか、どこの大学で何を勉強するのか、どんな先生について勉強したいのか、しっかり考え準備してほしい。まだ迷っている人は、安易な気持ちではなく、しっかり考え、早く進路を決めてください。そのためにも今日は貴重な機会です。」という挨拶で始まりました。続いて、キャリアサポート課伊藤課長補佐による講演では「留学生が日本で就職するのは簡単ではない。だからこそ、早めにきちんと計画を立て就職活動をしてください。そのためのサポートは全力で行います。そしてN1は必ず取って下さい。」と力強い応援メッセージをいただきました。
 卒業生の講演では、昨年に引き続き講師をお願いした王金栄さん(2011年3月経済学部卒業。現在、株式会社ブロンコビリー人事総務部人事課勤務)が、ご本人の実体験に基づき「今の時期に、卒業したら何をやりたいか決める。そのためにいつまでに何をどうするか決める。N1は必要、社会はそんなに甘くない。早めに準備し、その会社で自分が学んだことがいかせるかどうか考えてください。そして、一人で悩まないで、先生や先輩に相談することが大切です。」と、時折ユーモアを交えながら、熱心に語っていただきました。学生たちも、王さんの説得力のある話に真剣に耳を傾けていました。
 その後、希望進路ごとにグループに分かれ、少人数での相談を行いました。具体的に何をしたら良いのか、相談の先生方と真剣にディスカッションする姿が多く見られました。
 この日のガイダンスで進路を定めた学生もありました。参加者が少しでも早く希望を定め、それに向かって十分な準備と活動を進めることの重要性を理解し、行動することを期待します。


  
 
 

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