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暁高校文化祭でスリランカの文化紹介をしました

 9月15日、16日、本学留学生が暁高校文化祭でスリランカの展示ブースを出展しました。毎年同校国際交流部の皆さんと共同で行う恒例行事です。
 「スリランカ」の意味は「光り輝く島」。その名の通り、豊かな自然や希少な生き物、紅茶栽培に代表される産業や生活、八つの世界遺産の写真のほか、民族衣装やスリランカの本、工芸品などを展示し紹介しました。
「こんにちは、四日市大学の留学生です。」と来場者に声をかけるチャトラ・マドゥシャーンさん(環境情報学部4年)とディラン・ペレーラさん(経済学部4年)は、大学生活最後の年だからと下級生をリードし、積極的に話しかけていました。数年前に娘さんがスリランカに行き、象の水浴びを見て感動したという来場者や、世界遺産の一つであるシーギリヤロックに行ってみたいという熱心な来場者の話に「ぜひ、スリランカに来てください!」と上手な日本語で嬉しそうに話していました。
 スリランカの公用語であるシンハラ語の紹介では、留学生らが書いたシンハラ文字の説明や、シンハラ語での挨拶を来場者と交わしました。文字も発音も難しいシンハラ語ですが、「絵文字みたいで可愛い。」と、スマホ世代の高校生の興味を引いたようでした。また、スリランカの教育制度や人気のスポーツ、蚊取り線香が「ニンジャ」と呼ばれていることなどをクイズ形式で紹介し、日本との文化の違いや関連を知って驚いた方も多くいらっしゃいました。アタパットゥ・パヴィトラさん(環境情報学部1年)は「日本はスリランカに放送局や学校、病院などをたくさん作りました。スリランカ人は皆、日本に感謝しています。」と話し、あらためて日本の海外支援について知る機会にもなりました。
 二日目には、茶道部主催のお茶会にチャトラさんとナット・カスンさん(環境情報学部1年)が招待され、茶道体験をしました。苦いお茶に少し戸惑ったようですが、甘いお菓子と茶道部の方の粋な計らいにとても嬉しそうでした。日本文化を学ぶという意味においても、大変貴重な経験となりました。
 チャトラさんは「忘れていたシンハラ語を思い出しました。」とユーモアたっぷりに感想を述べ、カスンさんは「日本語で上手く説明できるか、ドキドキした。良い経験をしました。」とほっと胸を撫で下ろし、それぞれにとって、留学生生活の良き思い出や今後の留学生活の礎となったようです。
 暁高校国際交流部の皆さん、このような機会をいただき、ありがとうございました。
ストゥティー(ありがとう)!

【本学参加留学生】
チャトラ・マドゥシャーン(環境情報学部4年)
ディラン・ペレーラ(経済学部4年)
ウェダゲ・チャーナカ・マドゥサンカ(環境情報学部3年)
ディラーン・アベーゴダ(環境情報学部3年)
アタパットゥ・パヴィトラ(環境情報学部1年)
ナット・カスン(環境情報学部1年)




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