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留学生進路ガイダンスを実施しました

 2017年6月23日、3年生の留学生全員を対象とする進路ガイダンスを行いました。これは、卒業後の進路を定めるに当たり、日本社会特有の仕組みがあることを理解し、真剣に自らの将来を考え、準備を始めるための最初のステップです。当日は、約50人の対象者のほぼ全員が集まり、進路に関する関心度の高さがうかがわれました。
 ガイダンスは、留学生支援委員長富田先生の「来年の今頃は、ものすごく忙しい。進路について、今のうちから準備しないといけない。そのためにも今日は貴重な機会ですから、講師の方の話をよく聞いてください。」という挨拶で始まりました。続いて、キャリアサポート課伊藤課長補佐による講演では、「1就職活動は自分でやる。2.合同企業説明会や学内説明会には積極的に参加する。3.わからないこと、困ったことがあれば、キャリアサポートセンターに相談する。この3点が大切です。そして、日本語能力試験1級(N1)を取れるように頑張ってください。」と、力強いメッセージをいただきました。
 卒業生の講演では、劉麗麗さん(2017年3月経済学部卒業。現在、青山商事株式会社、洋服の青山栄本店勤務))が、ご本人の実体験に基づき「これから自分が何をしたいのか、何ができるのかを明確にし、早めに目標を決めることが大切です。N1は必要ですから、必ず取ってください。日本社会で生活する以上、それに必要な国民健康保険や税金などの支払いは期日を守り、健全な留学生活を送ってください。」と、丁寧な日本語で熱心に語っていただきました。学生たちも、劉さんの説得力のある話に真剣に耳を傾けていました。
 その後、希望進路ごとにグループに分かれ、少人数での相談を行いました。具体的に何をしたら良いのか、相談の先生方と真剣にディスカッションする姿が多く見られました。
 この日のガイダンスで、「先輩の話を聞いて、自分が知らないことがたくさんあることが分かった。参加して勉強になった。」「就職は私にとっては挑戦です。ガイダンスにちゃんと出席して頑張りたい。」と決意を新たにした留学生も多数おりました。参加者が少しでも早く希望を定め、それに向かって十分な準備と活動を進めることの重要性を理解し、行動することを期待します。


  
 
 

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