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「ネパールの文化を学ぶ」小学生に母国を紹介しました

 2017年6月24日。桑名市の深谷教育集会所において「人権ひろばKizuki~ネパールの文化を学ぶ」と題して国際交流活動が実施されました。これは桑名市が実施する教育プログラムの一環で、留学生が行う企画として、昨年度に引き続き実施されました。今回講師役を務めたのは、本学のネパール出身留学生タマン ティルタさん(環境情報学部3年生)です。
 当日は、20名の小学生と15名の保護者の方の参加がありました。最初に、ネパールの言葉であるネパール語で挨拶の練習をしました。次に、地図でネパールの場所、国旗の意味や人口、面積など日本と比較しながら学びました。次に観光地など写真を使って紹介し、エベレストや仏教、ヒンドゥー教それぞれの寺院、象に乗ってジャングルサファリが出来ると紹介すると子供たちから「行きたい!」という歓声が上がりました。また200校以上もの学校を作ったOKバジ(OKおじさん)と慕われている日本人垣見 一雅さん紹介すると驚きの声が上がっていました。そして、入学式は1月であること、小学校には国のテストがあり合格しないと留年なること、掃除の時間はないことなどネパールの学校の様子をクイズ形式で紹介し、子供たちが元気に手を挙げていました。その後「ルーマール ルカイ」という、日本の「ハンカチ落とし」に似たネパールの遊びを全員で行い、大いに盛り上がりました。遊びの後、ナンロールを美味しく頂きました。
 最後に、「日本人は優しく、とても安全な国で住みやすい。漢字が難しいががんばって勉強して、日本で就職したいです。いつかネパールで、国民に本当のことが伝えられるレポーターになりたい。」と将来の夢を語りました。また「いろんな国の人たちと触れ合うことが大切なので、ぜひ他の国の文化や宗教などを勉強してください。」と子供たちに呼びかけました。そして「緊張したけれど、子供たちにネパールのことを紹介できてよかった。楽しかった。」と笑顔で語っていました。
 今回の経験を通して、小学生の皆さんに海外の国に興味を持っていただくだけでなく、タマン ティルタさんにとっても母国を見直す貴重な機会となりました。

  
 
 

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