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上級学校見学ツアーに卒業生と在校生が協力しました

 2017年9月16日、「Junior Open Campus in四日市大学 上級学校見学ツアー」が本学で実施されました。このツアーは、三重県教育委員会が主催し、四日市市笹川地区の小中高に通う外国につながる児童生徒及びその保護者を対象に毎年実施されているもので、今年で第3回目を迎えます。子どもたちに、日本の大学での生活や就職について、直接大学生や社会人から話を聞くことで、将来の進路を選択するときの参考になればと企画されたものです。今回、本学卒業生ディン・ティ・カムさんが講演を行い、在校生が座談会に参加しました。
 最初に、岩崎学長の「色々な勉強の仕方、生き方がある。君たちは四日市で育っている。そこには四日市大学があるということを覚えていてほしい。実りある時間でありますように。」との挨拶があり、続いて経済学部富田教授の講演では、「学べ、さらに学べ、もっと学べ。」と力強い言葉で子どもたちを激励されました。
 次に、今年3月、経済学部を卒業されたディン・ティ・カムさんが講演を行いました。カムさんは少し緊張しながらも、日本へ留学して困ったことや、それを克服した経験を、ユーモアを交えて分かりやすくお話しされました。「日本語を頑張って勉強すること、日本人の友達をたくさん作ること、日本の文化を吸収することが大切。これからの人生は長いから、乗り越えるという手腕を身に付けること。また、我慢することも大切。そして元気でいること!」と子どもたちにエールを送りました。
 その後の座談会では、4年生のコウエイさん、チャン・クォック・タンさん(共に経済学部)、ビソワカルマ・スディルさん(総合政策学部)も加わり、子どもたちと一緒に「これからどのような力を身につけたらよいか」をテーマに話し合いを行いました。子どもたちの意見を引き出すのに初めは苦労したようですが、最後は、それぞれのチーム代表が堂々と発表を行い、とても充実した時間だったようです。「カムさんのように、ネットで調べるのではなく、日本語で日本人に聞くということが大切だ。」という意見もあり、カムさんもほっと胸を撫で下ろしていました。
 短い時間でしたが、子どもたちにとって目標を持つことの大切さ、日本で生活するために必要なことなどを学び、将来に向けて視野を広げるきっかけになったことでしょう。参加したディン・ティ・カムさんや在校生の3名も、あらためて自分を振り返る時間だったのではないでしょうか。皆さん、ありがとうございました。




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