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受賞者のレポート

■リュウ キョウさん(経済経営学科2年生)
■チョウ トクイさん(環境情報学科2年生)
■チョウ タンコウさん(環境情報学科4年生)

リュウ キョウさんのレポート

 三泊四日の京都の旅は、大変楽しかったです。
 一日目、私たちは下鴨神社、祇園、六道珍皇寺、八坂神社、漢字博物館へ行きました。下鴨神社の糺の森は、木々が青々としていて、すごく綺麗でした。祇園は、外国人の観光客ばかりでした。舞妓さんにも会えました。先生から勧められた抹茶館へ行きましたが、待っている人の長蛇の列が出来ていたので、暑いこともあり、店に入ることを諦めました。八坂神社近くの花見小路、河原町は交通量も多く、観光客も地元の方も多いという印象でした。漢字博物館は、最初はさほど期待しなかったのですが、見学するうちに、とても楽しくなりました。そこは体験型の施設で、1階は「見て、聴いて、触れる」、2階は「遊び、楽しみ、学べる」をテーマにした展示になっています。入場者には、体験シートという紙が配布され、これを使いながら展示物を見て回りました。
 二日目は、清水寺、国立京都博物館、三十三間堂へ行きました。清水寺へは、レンタル浴衣を着て行き、たくさんの写真を撮りました。とてもいい感じでした。さすがに有名なお寺だけあって、たくさんの人で溢れかえっていました。下から清水の舞台を見上げると、その高さに驚かされました。三十三間堂は、千体もの仏像、千手観音で有名なお寺です。柱間が33あることが、名称の由来になっているそうです。古い木造の建築に歴史を感じました。
 三日目は、和紙照明の制作体験をし、二条城と水族館に行きました。あかりデザイン工房は外から見て、ここが工房だとは思えないくらいの佇まいでした。古くて小さな布で「あかり」と書いてあるだけでした。1階には、色々な制作工具があり、2階には和紙照明の作品がありました。和紙の照明作りは、まず自分で好きな照明の形を選び、デザインは自分で考え、先生にやり方を教えていただいて完成です。私は小学校のときに工作をやったことがありますが、その時以来で大変難しかったです。二条城は、江戸時代の将軍、徳川家康が京都御所の守護と将軍上洛のときの宿泊所です。1994年、ユネスコの世界遺産に登録されました。京都水族館では、最初に目にしたのが、京の川ゾーン、オオサンショウウオの展示です。アザラシ、熱帯魚と深海魚も見られます。水族館では、イルカショーが一番面白かったです。席に座ると、ストローを切って作った笛を渡されます。この笛を吹くと、その音がイルカの鳴き声に近いのでイルカがジャンプして、とても迫力がありました。
 最後の日は、嵐山へ行きました。嵐山は、中国の故周恩来首相が、日本に留学していた時に好きだったところです。渡月橋をはじめ、竹林、トロッコ電車、天龍寺、食べ歩きなど、楽しかったです。嵐山の秋の紅葉を、一度は見てみたいと思います。
 この京都の旅で、多くの日本文化を勉強しました。様々なことや人と触れあうことが、こんなにも楽しいのだと実感し、学ぶことができました。この経験は、一生忘れることのない大切な思い出です。ありがとうございました。



チョウ トクイさんのレポート

  「宗村南男記念‐留学生による日本再発見の旅」のおかげで、「京都の旅」を行いました。豊富な伝統文化に触れ、美しい自然の景色を見ることができ、大変素晴らしい旅でした。
 この四日間で一番印象に残っているのは、二日目に訪れた京都国立博物館です。まず、国立博物館のロビーに入ってすぐに、鎮座している美しい菩薩像に目が釘付けになりました。近づいて見ると、まるで生きているかのように穏やかな表情で、心に迫ってくる感じがしました。その繊細で優美な彫刻に、昔の人が心を込めて、丹念に作り上げた技術の結晶を見たようで、感動しました。2階には、美しい龍門図、雲龍図屏風、東山名所図屏風や線彫四面仏石など、多くの重要文化財がありました。大変、勉強になりました。
 世界遺産である下鴨神社では、京都の三大祭りの一つである葵祭りが行われるなど、古代の祭事や芸能を継承しているということを学び、また、境内の糺の森の美や幽すいの風景の美しさを実際に見ることができたことなど、大変得るものが多かったです。
次に、八坂神社、清水寺、六道珍皇寺や漢字博物館に行きました。漢字博物館では、万葉仮名で名前を作るとか、カタカナ、ひらがな「もとの字」スタンプとか、漢字がどうやって作られたのかなど、色々と学びました。また、毎年12月に発表される「今年の漢字」が、1995年に漢字の持つ素晴らしさや奥深い意義を伝えるための啓発活動の一環として始まったことが分かりました。毎年、その年の世相を表す漢字一字を全国から募集して、最も応募数の多い漢字が12月12日に京都の清水寺で発表されます。そして、一年を振り返り、選ばれた漢字一字から、様々な出来事を回想することができます。
 あかりデザイン工房では、和紙照明の制作を行いました。まず、自分の好きな照明の形を選び、デザインを考えて、和紙を貼り付けて完成です。京都旅行に素晴らしい思い出を追加しました。
 最後の日に、嵯峨嵐山に行きました。渡月橋や竹林の小道など観光客も多く、町が賑やかで、食べ物もおいしかったです。特に、抹茶ケーキが好きになりました。そして、嵐山のトロッコ電車に乗って、山を走り抜けました。左右に緑美しい山々を眺めながら、渓流では川下りする船を何艘も見ました。忙しい留学生活ですが、新鮮な空気を吸い、美しい景色を見て、気持ちもリラックスできました。
 今回の京都旅行は、私の心に大切な思い出として残っています。日本の文化を理解する上で、この「留学生による日本再発見の旅」は、とてもよい企画だと思います。私たちに、このような経験をさせていただき、ありがとうございました。心より感謝いたします。



チョウ タンコウさんのレポート

 今回、大学の「宗村南男記念‐留学生による日本再発見の旅」のおかげで、三泊四日の旅行に行ってきました。行った先は、京都府最大の都市である京都市です。色々な観光名所を見て回り、手作り体験などを行ったりして、とても楽しかったです。日本の文化、歴史をより深く理解することができました。
 古くは、京都が日本の政治、文化の中心となっていて、第二次世界大戦の戦災被害から免れたことから、神社仏閣、古い史跡、町並みが数多く存在し、国家の約20%、重要文化財の約14%が京都市に存在します。私たちは、世界遺産に登録されている下鴨神社、多くの参拝者のある清水寺などを見学したあと、「あかりデザイン工房」で、和紙の照明の手作り体験をしました。和紙は、日本古来の紙です。和紙は、世界中の文化財の修復に使われる一方、千年以上とも言われる、優れた保存性と強靭で柔らかな特性を期待して、日本画用紙、電球照明等々、独特の用途を確立しつつあります。手作り体験では、まず、自分の好きなデザインを箱に貼り付けるため、和紙の絵柄を考えました。作り方も先生から教えてもらって、世界中で一つだけの美しい和紙照明を完成させました。とても嬉しくて、楽しかったです。
 京都に行く目的は、日本の伝統文化や歴史を学び、日本を再発見するためでもありました。旅行中、自分たちで計画したので、ガイドさんもいません。史跡など、そこに書いてある説明を読んでも、かなり難しい日本語で、理解できなかったことも多かったです。でも、伝統的な建造物の荘厳さ、繊細な作りの素晴らしさ、美しさに感動し、日本の良さをあらためて知ることができました。とても楽しかったです。
 またぜひ、京都を訪れたいと思いました。

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