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平成22年度サマースクールを実施しました。(2010/08/19)

 

8月9日(月)、 10日(火)、17日(火)、サマースクールを実施しました。 
この度、環境情報学部は平成22年度サマースクールを実施し、多くの高校生の皆さんに大学の授業を楽しんでいただきました。以下、その概要を報告します。

1. 実施プログラム

プログラム名 日  程 実施場所
高松干潟を科学する 8月9日(月)、10日(火)、17日(火) 高松干潟、本学実験室等
ライブビデオの制作 8月10日(火) 本学スタジオ

 

2. プログラム内容

「高松干潟を科学する」プログラム内容

日  程 講義内容 講  師
8月9日(月)
講義とフィールド学習
1.オリエンテーション
2.講義「衛星画像とGISによる朝明川および高松干潟の環境情報」
3.講義「干潟の生物観察と干潟の浄化作用」
4.「干潟の生物相調査・水生微小生物採集,採水および採泥」
5.「高松干潟の環境保全活動」

2.井岡幹博教授

3.国分秀樹研究員
 (三重県水産研究所)
5.水谷いずみ氏
 (高松干潟を守ろう会)

8月10日(火)
分析実験
1.「海水および底泥に生息する微小生物の観察および採取試料の分析」
2.「流入河川水,海水および底泥の化学分析」

1.高橋正昭教授

2.田中正明教授

8月17日(火)
まとめと発表
1.観察・分析結果の発表準備
2.グループによる発表
1.千葉賢教授

 

「ライブビデオの制作」プログラム内容

日  程 講義内容 講  師
8月10日(火) 1.オリエンテーション
2.演出打合せ
3.照明・音響の設計
4.撮影・スイッチャー実習
5.リハーサル
6.本番
7.試写
 山形多聞教授
 木村眞知子准教授
 関根辰夫准教授

 

3. 参加者

プログラム名 参加高校 参加者数
(高校教員含む)
高松干潟を科学する 久居農林高校、四日市農芸高校、白山高校、
いなべ総合学園、愛知県立海翔高校
10名
ライブビデオの制作 桑名西高校、弥富高校 14名

 

4.実施状況

(1)プログラム「高松干潟を科学する」

 8月9日の干潟調査日は大荒れの天候となり、大雨・洪水警報と雷注意報が発令された。高松干潟に流れ込む朝明川は濁流となり、川の影響を受ける干潟の左岸は水中に没した。そのため、右岸側の干潟で、危険のない範囲の調査を実施した。高校生は干潟にほとんど出ることができなかったので、不満足であったと考えられる。短時間に生物・水・泥を採取して大学に持ち帰った。10日に水質と底質の分析を実施し、17日にそのまとめと発表を行った。少ない資料にも関わらず、参加した高校生はいろいろと工夫をし、立派な発表を行った。

 

確認生物

区  分 種類数 名  称
貝類(二枚貝) 7 イソシジミ、シオフキ、ハマグリ、アサリ、ヤマトシジミ、ムラサキイガイ、ユウシオガイなど
貝類(巻貝) 2 イボニシ、ツメタガイなど
甲殻類 4 アカテガニ、ケフサイソガニ、コメツキガニ、チゴガニなど
植物   カイアシ類、アルセラ(ナベカムリ)、ネコゼミジンコの仲間
プランクトン(動物性)   カイアシ類、アルセラ(ナベカムリ)、ネコゼミジンコの仲間
プランクトン(植物性)   アオミドロ、チャヅツケイソウなど

 

水質

地  点 朝明川
河口部
沖合いの
干潟
分析方法
pH 6.4 7.2 ガラス電極法
塩分(%) 0.0 0.5 塩分計
溶存酸素濃度 DO(mg/L) 7.8 7.0 ウインクラーアジ化ナトリウム法
化学的酸素要求量 COD(mg/L) 10 2.4 酸性マンガン法
硝酸態窒素濃度(mg/L) 0.5 0.2 パックテスト(共立理化学研究所製)

 

底質

地  点 AVS(mg/g) 酸化還元電位(mV)
河口部 0.0 +83
沖合干潟 0.02 -67
伊勢湾(*) 0.23 -230

(*)7月23日に本学の伊勢湾海洋調査実習で採取した伊勢湾中央部の資料。

 

いつもは清流の朝明川が大雨の影響で見たこともない濁流となっていた。左側は中流部の堰付近、
右側は河口部で高松干潟の左岸側。大潮で干潮の時間に係わらず、干潟は全く見えない。
最初に井岡教授から干潟の地形に関する授業を受けた。地図を見ながら干潟の大きさなどを確認した。
その後、昼食を食べてから高松干潟の右岸側に向かった。干潟手前の高台に集合。風も強かった。
高松干潟の右岸側は、朝明川の影響が少なく、干潟が干出していた。
いつもなら多くの人出があるのに、当日は数えるほどだった。
スタッフが短時間に採取した生物を分類した。赤いカッパは水谷氏。植物を説明するのは高橋教授。
採取した生物を説明する国分研究員
干潟に少しだけ出て、コメツキガニやその巣穴などを観察した。
公民館に戻り、干潟保全の授業を受けた。講師は水谷いずみ氏。
サマースクール2日目(8月10日)午前に、大学の実験室で採取した水の分析を行った。
8月10日の午後は、採取水中のプランクトンを顕微鏡で観察した。
田中正明教授の説明図
顕微鏡で観察されたプランクトン。左側はアオミドロ、右側はカイアシ類。
サマースクール3日目(8月17日)は観察データをパワーポイントにまとめて発表を行った。
その後、学部長から参加者全員に修了証が授与された。

 

 

(2)ライブビデオの制作」

この授業は、毎年、大学の授業の一環として実施しており、メディアコミュニケーション学科の学生が事前に授業の準備を行い、当日は高校生のサポートを行った。今年は桑名西高校の放送部が団体で参加をくれたので、大変盛り上がった。放送部なので撮影等は慣れており、積極的にライブビデオ制作の役目をこなしていた。高校では体験できないプロ仕様のスタジオで、専門家の指導を受けながら専門の機器を使い、高校生の皆さんは満足した様子であった。最後に、播磨学部長から修了証を受取った。

 

ライブビデオの撮影が始まった。カメラを持つのは高校生、照明やスイッチャーを操作するのも高校生だ。大学生のサポートの元で、積極的に作業を行った。その作業を支えるのがメディアコミニュケーション学科の学生達だ。高校生とコミュニケーションを取りながら作業を進めた。なお、演奏バンドも環境情報学部の学生達だ。
撮影姿勢も堂に入ったものだった。皆さん、お疲れさまでした。

 

 

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