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新田・東村ゼミ生らがエネルギー施設を見学


 平成24年9月6・7日に環境情報学部(新田義孝教授とゼミ生8名)と経済学部(東村篤教授とゼミ生1名)、そして四日市大学エネルギー環境教育研究会から2名、総勢13名が中部原子力懇談会三重支部のご協力により、エネルギー施設を見学しました。
  初日、最初に中部電力(株)電力技術研究所を見学して、音カメラ、海水交換型防波堤、スマートハウスを見せて頂きました。音カメラは5本のマイクロホンを組み合わせた集音装置とカメラを組み合わせたもので、音源の場所を特定し、画像上に音源から発生する音の大きさと周波数帯を図示する装置です。飛行機を追った像や、発電所で故障しかけたファンを特定する像などの事例を見せて頂きました。今後幅広い応用が期待できそうだと見学者たちの想像を掻き立ててくれました。

 海水交換型防波堤は、波のエネルギーを吸収する板状の浮きで、その下面を水面下に作った潜堤に固定し、上面が自由に動くようになっています。波によって固定していない上の部分が上下運動すると、来た波は板を押しのけて前進し、通り過ぎると板が浮くので後戻りできなくなるという仕組。その結果、水面が上昇して波止場に海水が流入するので、荒波が静かになり、かつ波止場に海水が流入して、常に防波堤内の海水が入れ替わって澱まなくなるという一石二鳥の装置でした。鳥羽の某波止場で実用化されていると聞き、見に行きたくなりました。スマートハウスは太陽光発電装置の電力を上手に使うもので、その方法をモデルハウスで実証していました。


【海水交換型防波堤の模型に見入る見学者たち】

次に(株)コーガアイソトープを見学しました。コバルト60を使ってガンマ線照射して滅菌処理などを行っています。ガンマ線源を水中に保管している間にチェレンコフの光が鮮明に見えたのには感動しました。


【謎めいた光:チェレンコフ光】


 翌日は午前中にDINS堺RAC事業所に行きました。木質建設廃材を原料にしてバイオエタノールを作って自動車燃料として売っている先駆的な工場を見せて頂きました。バイオエタノールというとトウモロコシやサトウキビを連想しますが、日本では大量には採れません。むしろ建設廃材の有効利用というニッチな分野を狙ったところがユニークであり経済性も成立するのだそうです。今後、建設廃材以外にも廃棄物原料の種類を拡大していきたいと伺いました。
 次に原子燃料工業(株)熊取事業所を見学しました。まず、電子線照射装置を見せて頂きました。これも滅菌処理などに使っていました。次に見せて頂いたのは、原子力発電所で使っている燃料集合体の製造プロセスでした。酸化ウランの粉から原子燃料ペレットを作り、それを原子力発電所で使う燃料集合体にして発電所に納品しています。ウラン燃料の装填などの作業を、手袋をした人が行っているのを見て、被曝しないのですか?と質問すると、全く安全ですとの答え。原子力発電所での事故でメルトダウンなどを起こすと人が近寄れない程強烈な放射線が発生していると聞いているので、使用前の原子燃料がそれほど危険なものでないこと、しかし厳重に管理されていることを知って、なんだか不思議な気がしました。



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