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平成24年度 四日市市民大学「災害から命を守る、自助・共助・公助」


 2011年3月11日に発生した東日本大震災は、われわれ日本人にとって忘れることのできない悲惨な体験となりました。巨大津波は多くの命を奪い、福島第一原子力発電所の事故は広大なエリアを住めないほど汚染しました。阪神淡路大震災やその後に起こった自然災害を通じて蓄積された防災や被災後の対応マニュアルは、ほとんど機能しませんでした。あれから1年以上がたった今、われわれ日本人は何を学び、将来に向けてどのような社会を構築していくべきなのでしょうか。講座では、被災地からさまざまな立場の方を招き、具体的に体験を語ってもらいました。

第1回(9/29) 四日市東日本大震災支援の会 〜震災直後から活動は始まった〜
講師:学生リーダー 石田沙也佳・尾崎雅(四日市大学総合政策学部学生)
★災害ボランティアは、自衛隊や消防・警察などがカバーできない、きめの細かい活動で被災者を支援します。その現場はどのようなものなのか、東日本大震災での復旧時期の災害ボランティアや、生活復興支援時期の交流ボランティア活動の経験を皆さんに伝え、支援・受援について考えました。
 
第2回(9/8) 被災地域の若者たちの行動 〜継続的な域内ボランティア活動〜
講師:東北学院大学 木村彩香(みまもり隊初代リーダー)
★東日本大震災では、避難所での被災者のケア、災害ボランティアセンターの運営などで、地元の大学生や高校生たちが活躍しました。被災地での支援活動は、1年以上たった今でも継続しています。地域をよく知っている被災地の若者の活動は、とても有効です。実際に現地で活動をしている大学生を講師に招き、被災地の若者が被災者を支援する取り組みについて語ってもらいました。
 
第3回(9/15) 災害ボランティアセンター 〜域外からの受援と被災者の心の支え〜
講師:岩手県社協職員&四日市社協職員
★大きな災害が発生すると、直後に全国からボランティアが駆け付けてきます。これらの受け入れ窓口になるのが災害ボランティアセンターです。地域のニーズを効率よく集め、ボランティアに気持ち良く支援活動をしてもらうために、日頃から受援力を高める準備が望まれます。岩手県社協から講師を招き、実際に被災地でボラセンの立ち上げ運営をした経験を語ってもらいました。
 
第4回(9/1) 東日本大震災を経験して 〜自分が被災するということ〜
講師:宮城県石巻北高校 佐々木優太、石巻西高校 須田郁海、石巻高校 北村潤
★金曜日の午後2時46分。大きな揺れの後、停電でテレビを観ることができず、携帯はつながらない状況で、東北の人たちはどのような行動をし、どのような状況におかれたのか、高校生たちに体験を語ってもらいました。自宅が全壊したため不自由な避難所生活をおくることになった高校生、災害ボラセンでの運営ボランティアにあたった高校生、避難所に入ることができず何も食べず2日間を過ごした高校生、それぞれの立場から、テレビなどでは報道できないことまで、震災の体験を語ってもらいました。
 
第5回(10/6) 四日市市災害対策本部 〜瞬時の判断・対応が求められる行政の最前線〜
講師:四日市市危機管理室職員
★発災直後に四日市市役所に災害対策本部が立ち上がります。そこには、市役所の各部署だけでなく、消防・警察・自衛隊などの危機対応組織、ボランティアの受け入れを行う社会福祉協議会、さらには道路啓開や捜索・救助活動に協力する土木・建設などの民間企業の代表も参加します。そこで求められることは何なのか、わかりやすく説明しました。
 
第6回(10/13) 災害に強い四日市のまちづくり 〜命と財産を守るための「絆」とは〜
シンポジウム(コーディネーター;小林慶太郎 パネラー;大学教員・行政職員・社協職員・コミュニティFM・学生)
★災害で最も大切なことは、命を守ること。災害の大きさや種類によって、起こりうる被害の種類・大きさ・タイミングを想像し、的確に判断し、勇気を持った行動をしなければなりません。災害は季節や時間帯に関係なく襲ってきます。どんなシチュエーションであっても、まずは助かること。その後には、素早い復旧・復興に向けて、さまざまな支援を受けながらも、地域自らが前に進むための行動を起こすことも重要です。地域のさまざまな機能が有機的に連携し、災害時の被害を最小限に食い止めるために、どのような準備をすべきなのか、発災から避難所・仮設住宅入居まで順を追ってシミュレーションしながら議論しました。





第4回の様子
高校生たちが被災体験を語る市民大学の後、三重県の高校生とワークショップを開催してディスカッション、続いて大学生も交えたバーベキュー交流会をしました。翌日には、津市で開催された全国ボランティアフェスティバルにも参加、高校生たちは積極的に意見発表をしていました。




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