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環境情報学部卒業生が環境特殊講義講師を担当


平成26年7月18日(金)に第15回目の環境特殊講義が行われ、大学共同利用機関法人・人間文化研究機構・総合地球環境学研究所の渡辺一生研究員(農学博士)が「グローバル市場と東南アジアの農林業・地球環境問題」と題する講義を行いました。渡辺氏は環境情報学部第1期の卒業生(新田義孝教授ゼミ)です。

渡辺氏は、最初にエコロジカル・フットプリントの考え方を紹介し、私たちの消費が世界各国の環境に影響を与えていることを説明しました。その後、渡辺氏が取り組んできたインドネシアの泥炭湿地の環境問題を詳しく紹介しました。現地に何度も足を運んで、植生や土地利用の状況を調査し、衛星画像との比較から、広範囲の土地利用分布を明らかにしたこと、また、その情報を用いて、近年の天然林の伐採と産業造林の地域的拡大を定量的に示せたこと等を説明しました。

特に印象的だったのは、泥炭湿地に造林するために企業が乾燥化を行い、その結果、地下の泥炭層に火災が生じて、それが大量の二酸化炭素を大気に放出しているという話題でした。この泥炭地の火災により、インドネシアの二酸化炭素放出量は米国、中国に続いて世界第3位となっているとのことです。造林で生産された木材やアブラヤシは日本にも輸出され、消費されています。

聴講した学生からは、「自分の生活が海外で環境問題を引き起こしていることがよくわかった」「非常に分かり易い講義だった。日本からもっと支援して、環境問題を減らすようにすべきだ」「講義で紹介のあったホームページを見てみたい」などの感想が聞かれました。

一般聴講者からは、「非常に素晴らしい講義でした。講師が実際に現地に滞在して経験をしたことがベースになっているので説得力がありました」「資源不足の我が国にとって、東南アジア各国を大事なパートナーとして認識し、互いの国の将来に目を向けて、有効関係を持続できるように希望しています」などの感想が聞かれました。

講義室には新田ゼミ卒業生と在学生が集まり、旧交を温めていました。




【在学時代の学籍番号を板書して講義を始めた渡辺氏】

【講義室の様子】



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