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原子炉ふげん・もんじゅと東濃地科学センターの見学


 平成27年3月5日(木)と6日(金)に、中部原子力懇談会三重支部のご協力により、本学の教員と学生の総勢14名がエネルギー施設を見学しました。
 まず、5日午後に、敦賀市にある原型炉「ふげん」の施設を見学しました。「ふげん」は日本原子力研究開発機構原子炉廃止措置研究開発センターが廃炉中の原子炉です。新型転換炉で、減速材に中性子の吸収率の小さい重水を用い、25年間運転し、福井県の約10年分の電力量の発電を行った後、2003年に運転終了しました。
 解体で発生する廃棄物は36万トンで、内、放射性物質は5万トンだそうです。これらを安全かつ効率的に処理する解体技術や除染処分の技術開発を行っており、2033年には撤去作業が終了します。日本の炉廃止措置のプロトタイプで、将来は全原子炉に応用していくとのことでした。普段は見学できない解体現場の炉心の下部までヘルメットと被爆バッチを持って入り、詳しく案内していただきました。
 6日午前には敦賀市にある高速増殖原型炉「もんじゅ」を見学しました。原子炉の1次冷却系に用いるナトリウムの取扱研修施設などを見学し、金属ナトリウムの燃焼実験を体験しました。また高速増殖炉のしくみを模型などで見た後、何度もセキュリティチェックを受けながら、中央制御室や炉の上部を見学しました。福島事故の教訓から重要設備は標高21mより高い位置に配置されていました。
 世界各国で高速増殖炉は建造されましたが、ウランが安いので採算が取れず、現在は停止中で、技術開発も含め可能性を検討中とのことでした。日本のエネルギー政策の変遷と、将来のエネルギー源の在り方について、深く考える機会になりました。
 6日午後には、土岐市にある日本原子力機構の東濃地科学センターを訪問しました。この施設では、加速器質量分析装置(ペレトロン年代測定装置)で分析資料の極微小量の放射線炭素(14C)濃度を調べて、数千年前から1950年以前までの年代を同定することができます。地球科学や考古学、環境科学などで利用されているとのことでした。
 エネルギーと放射能に関する大変有益な研修を実施することができ、中部原子力懇談会三重支部をはじめ、関係者の皆様に深く感謝申し上げます。




【原電敦賀と右奥の「ふげん」の遠景】

【もんじゅの遠景(情報棟より)】

【もんじゅを背景に記念写真。武本教授、高橋講師、
城之内教授、ダイクス教授、藤川講師らの顔が見える。】

【もんじゅの断面模型】

【金属ナトリウムの切り出し作業】

【ペレトロンでの年代測定原理の説明】

【年代測定装置の加速器の構造】

【装置の前で記念撮影】


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