TOP > 四日市大学公開講座を開催しました

四日市大学公開講座を開催しました


 2017年11月11日(土)に、じばさん三重において公開講座を実施し、44名の方が参加されました。講座は、本学のデイビッドダイクス特任教授が講師を担当し、「ことばから見る日米の違い 雪害対策パンフレットの文章表現から考える」と題して講演をしました。開会挨拶では、岩崎恭典学長が、来年度に30周年を迎える本学の日々の活動について紹介しまた。

 続いて講座に入り、ダイクス教授から、コミュニケーション分野の専門用語である「ポライトネス理論」について説明がありました。これは「適切に使用すれば、丁寧な表現と簡略な表現を比較したときに、簡略な表現が失礼とは限らない」というものです。「適切な使用」とは、相手との関係性や、取り上げる事柄の重要性などに影響を受けますが、教授はこれに加えて、「文化、言語、コミュニティーからの環境」も重要な要因であると指摘しました。たとえば「センター試験」は日本では重要な行事ですが、アメリカでは大学受験を一斉に行うわけではありません。もし、雪のためにバスが遅れてもアメリカでは大きな問題にはならないが、日本ではニュース報道される可能性がある、など、文化の違いにより事柄の重要性が変わることにより、日米での表現が変わる可能性を示唆しました。

 またポライトネス理論は、人間には常に共存する「チャンスをつかみたい(強気な姿勢)」という気持ちと「リスクを避けたい(弱気な姿勢)」という気持ちを持つことをキーワードとしていることから、『リスク管理』に通じると述べました。そして、アメリカボストン市の雪害パンフレットを取り上げ、「英語表現では、不動産所有者など相手を限定した呼びかけは『強気』で書かれ、『無理をしないように』という注意喚起する箇所は『弱気』」で書かれている。この『強気』の部分を日本語に直訳すると、かなり不愉快な印象になる」など、言語表現に見られる日米の文化の違いを説明しました。終了後のアンケートでは「チラシやパンフレットの表現について意外に深いものがあるのだと気づきました」「伝える相手への言葉づかいは参考になった」などのご意見がありました。

 講座後の質疑応答で、会場から貴重なご意見を頂戴した後、松井真理子副学長の閉会挨拶で盛会裡に終了しました。受講者の方々にはとても熱心にご聴講いただきました。ご参加いただいた皆様、有難うございました。


 





大学ニュース


資料請求

各種お問い合わせ先


ページトップへ


四日市大学 〒512-8512 三重県四日市市萱生町1200