日本民俗学

・ たまたま私が知ることになった文献をあげたものです。網羅的なリストではありません。
・ 比較的入手しやすい、日本語のものに限ってあります。
・ 値段は私が購入または調査した時点のもので、最新のものではありません。
・ 同じ本が、単行本から文庫本になったり、他社から出版されたりしている場合があります。

1.全般
2.柳田国男
3.南方熊楠
4.折口信夫
5.宮本常一
6.その他



  1.全般

赤田光男他『日本民俗学』弘文堂、1301円
1.総説
2.社会伝承
3.経済伝承
4.儀礼伝承
5.信仰伝承
6.言語伝承
7.芸能伝承

福田アジオ・宮田登編『日本民俗学概論』吉川弘文館、2400円
1.空間の民俗
2.時間の民俗
3.心意の民俗
4.特論

佐野賢治他編『現代民俗学入門』吉川弘文館、2500円
民俗学の目的と課題
1.自然と民俗
2.神の民俗誌
3.人と人の絆
4.生と死
5.現代社会と民俗
6.国家と民俗

宮家準『宗教民俗学への招待』丸善ライブラリー、641円
1.宗教民俗学とは
2.日本人の原風景
3.住居と着物
4.食物と薬
5.病気の原因と治療
6.日本人の旅
7.女人禁制と救い
8.日本人の死生観
9.民俗宗教のコスモロジー

鶴見太郎『民俗学の熱き日々―柳田国男とその後継者たち』中公新書、700円
第1章 柳田がみずからを語る―神秘体験、その他
第2章 郷土会
第3章 柔軟な組織について
第4章 周辺の人々
第5章 古希に集う
第6章 読者群像
第7章 実践者のゆくえ―橋浦泰雄、太地への道
第8章 引き継がれる詩人像―永瀬清子『諸国の天女』



  2.柳田国男

赤塚憲雄『柳田国男の読み方』ちくま新書、660円
序:民俗学以前
1.物語の発見
2.山の力、そして畏怖
3.漂白から定住へ
4.北の異族、南の同朋
終:民俗学への出立

福田アジオ『柳田国男の民俗学』吉川弘文館、1922円
1.柳田国男の生涯と民俗学
2.方法と歴史意識
3.家永続の願いと親子
4.働く女と神を祀る女
5.ハレとケ

川田稔『柳田国男のえがいた日本』未来社、2200円
1.柳田国男の生涯と学問
2.柳田国男の民俗学
3.柳田学の継承
4.柳田国男の社会構想



  3.南方熊楠

鶴見和子『南方熊楠』講談社学術文庫、1100円
1.南方熊楠の世界
2.南方熊楠の生涯
3.南方熊楠の仕事
付録:「神社合併反対意見」

中沢新一『森のバロック』せりか書房、3300円
1.市民としての南方熊楠
2.南方マンダラ
3.燕石の神話論理
4.南方民俗学入門
5.粘菌とオートポイエーシス
6.森のバロック
7.浄のセクソロジー
8.ポリフォニーとマンダラ
結論:来るべき自然哲学

原田健一『南方熊楠−進化論・政治・性』平凡社、2600円
1.進化論
2.政治
3.性

神坂次郎『縛られた巨人−南方熊楠の生涯』新潮文庫、667円

水木しげる『猫楠−南方熊楠の生涯』角川ソフィア文庫、660円
熊楠の生涯の一面を描いたマンガです。



  4.折口信夫

諏訪春雄『折口信夫を読み直す』講談社現代新書、631円
第1章 折口信夫の世界
第2章 まれびと
第3章 翁と三番叟
第4章 依代
第5章 鎮魂
第6章 常世・他界
第7章 折口にひとたびの別れを

津城寛文『折口信夫の鎮魂論―研究史的位相と歌人の身体感覚』春秋社、2427円
序章:折口鎮魂論の解明に向けて
第1部:鎮魂の研究史
 折口信夫の鎮魂説―その透明な理解のために
 天皇霊の鎮魂―鎮魂説と言霊説の交差点
 鎮魂の研究史―折口鎮魂説の前後左右
 鎮魂の類型―霊魂操作の諸技法
第2部:折口鎮魂論の発生
 折口信夫の透過的身体境界感覚―折口鎮魂説と迢空短歌の発生基盤
 折口叙景詩論と叙景的迢空短歌―透過的身体境界の癒やしを求めて
 聴覚的想像力と水的治癒力―折口鎮魂説と迢空短歌の力動学



  5.宮本常一

須藤功編『写真でつづる宮本常一』未来者、4800円
常一さァを育んだ島―周防大島(屋代島)の人々
希望と挫折の間で―郵便局員と教員時代
アチックの師友―渋沢敬三と学徒たち
出会う人みな先生―歩く見る聞く
農を育て島を思う―農業と離島の振興
たゆまぬ向学心―調査と講演
生活誌をつづる―執筆・放送・芸能
開け放たれた教授室―武蔵野美術大学
新たな旅の模索―日本観光文化研究所
旅人の留守を守る―島の家族・府中の家

佐野真一『宮本常一が見た日本』日本放送出版教会、1700円
旅する巨人を生んだ島
父から受けた十カ条
民俗学者の誕生
旅のスタイル
海から見た日本
庶民へのアプローチ
食糧確保の使命
山河への憧憬
農業のプロとして
離島振興にかける
記録する精神
孤島のダイナミズム
地域芸能への思い
路上観察者の眼
日本人が忘れたもの
官僚たちが語る宮本常一

佐野真一『宮本常一のまなざし』みずのわ出版、3000円
1 宮本常一のまなざし
2 父の十ヵ条
3 忘れられた日本人の美しい輝き
4 日本を丸ごと抱きしめた男
5 忘れられた日本人の心を求めて(聞き手/満尾巧)
宮本常一の旅に学ぶ(聞き手/浜美枝)



  6.その他

須藤功編『写真でみる日本生活図引』全9巻(8巻+別巻)、弘文堂
1.たがやす
2.とる・はこぶ
3.あきなう
4.すまう
5.つどう
6.たたずまい
7.まち
8.わざ
別巻:村の一年

赤坂憲雄『東西/南北考−いくつもの日本へ−』岩波新書、660円
1.箕作りのムラから
2.一国民俗学を越えて
3.東と西を掘る
4.地域のはじまり
5.穢れの民族史
6.東北学、南北の地平へ

五木寛之『サンカの民と被差別の世界』講談社、838円
1.海の漂泊民、山の漂泊民
2.東都の闇に生きた被差別の民

中沢新一『人類最古の哲学―カイエ・ソバージュ〈1〉』講談社選書メチエ、1500円
序章 はじまりの哲学
第1章 人類的分布をする神話の謎
第2章 神話論理の好物
第3章 神話としてのシンデレラ
第4章 原シンデレラのほうへ
第5章 中国のシンデレラ
第6章 シンデレラに抗するシンデレラ
第7章 片方の靴の謎
終章 神話と現実

中沢新一『熊から王へ―カイエ・ソバージュ〈2〉』講談社選書メチエ、1600円
はじめに カイエ・ソバージュ(Cahier Sauvage)について
ニューヨークからベーリング海峡へ
失われた対称性を求めて
原初、神は熊であった
「対称性の人類学」入門
海岸の決闘
王にならなかった首長
環太平洋の神話学へ
「人食い」としての王
「野生の思考」としての仏教
補論 熊の主題をめぐる変奏曲

中沢新一『愛と経済のロゴス―カイエ・ソバージュ〈3〉』講談社、1500円
序章 全体性の運動としての「愛」と「経済」
第1章 交換と贈与
第2章 純粋贈与する神
第3章 増殖の秘密
第4章 埋蔵金から聖杯へ
第5章 最後のコルヌコピア
第6章 マルクスの悦楽
第7章 聖霊と資本
終章 荒廃国からの脱出

中沢新一『神の発明―カイエ・ソバージュ〈4〉』講談社、1500円
スピリットが明かす神の秘密
脳の森の朝
はじめての「超越」
神にならなかったグレートスピリット
自然史としての神の出現
神々の基本構造(メビウス縫合型;トーラス型)
高神から唯一神へ
心の巨大爬虫類
未来のスピリット

中沢新一『対称性人類学―カイエ・ソバージュ〈5〉』講談社、1700円
序章 対称性の方へ
第1章 夢と神話と分裂症
第2章 はじめに無意識ありき
第3章 “一”の魔力
第4章 隠された知恵の系譜
第5章 完成された無意識―仏教(1)
第6章 原初的抑圧の彼方へ―仏教(2)
第7章 ホモサピエンスの幸福
第8章 よみがえる普遍経済学
終章 形而上学革命への道案内




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