技術と技術者
・ たまたま私が知ることになった文献をあげたものです。網羅的なリストではありません。
・ 比較的入手しやすい、日本語のものに限ってあります。
・ 値段は私が購入または調査した時点のもので、最新のものではありません。
・ 同じ本が、単行本から文庫本になったり、他社から出版されたりしている場合があります。
1.技術
2.技術者
3.理系人間
※ いま、「技術者倫理」が大変注目されています。
「技術者倫理については別のページがありますので、
メニュー(B)を経由してご覧下さい。
1.技術
技術とは何かを正面から、しかもやさしく論じたものに
大輪武司『技術とは何か』オーム社、1400円
があります。
この手の本の定番ともいえる「科学と技術の関係」はもちろん、
「技術と工学の関係」まで明解に示しています。
「1科学と技術はどこが違うか」「2技術と工学の関係」
「3技術の構造」「4ある技術論議」「5技術開発の方法」
「6シュミレーションが行われるとき」
「7何を作るべきか ものの価値について」からなります。
「科学技術」という言葉があまりに普及している現在、
技術とは何かを知るためには、同時に科学と関係、
科学との違いを知る必要が出てきています。
以下は、そのための本です。
村上陽一郎『科学・技術と社会』光村教育図書、1600円
科学と技術の関係(要するに、本来は別物!)が明確に論じられています。
特に本の最初の方に詳しく書かれていますので、じっくりお読みください。
「1科学・技術とは」「2科学と技術の融合」「3日本社会と科学・技術」「4科学・技術の政策」
「5科学・技術の人材供給」「6研究の評価」「7科学・技術と倫理」「8医療と社会」
「9いろいろな問題」「10終りに」からなります。
「科学技術」ではなく「科学・技術」と両者を意図的に併記しています。
『科学の現在を問う』講談社現代新書、660円
タイトルどおり、科学の「現在」あるいは「現状」を論じたものですが、
同時に「科学とは?」という問いかけに十分答える内容になっています。。
中身は「1科学研究の変質」「2技術と安全」「3医療と現代科学技術」
「4情報と科学・技術」「5科学・技術と倫理」「6科学・技術と教育」からなります。
ちなみに村上氏は「安全学」といったテーマでも何冊か本を出しています。
佐々木力『科学論入門』岩波新書、640円
は、「科学論」をタイトルにしていますが、科学と技術の問題をしっかり扱っています。
「1近代日本の科学技術の性格」「2西欧近代科学の特性と発展」
「3技術とはなにか、それは科学とどう関係するか?」「4数学・自然科学・医学」
「5転換期の現代科学技術」からなります。
技術とは何かをテーマにした本ではありませんが、
技術と社会の問題をマクロな視点から論じた本として
森谷正規『政治は技術にどうかかわってきたか』朝日新聞社、1200円
があります。
「1「社会的生活」の向上が新たな政治課題」
「2「産業」の技術を支援してきた日本の政治」
「3「社会」の技術に政治はいかにかかわったか」
「4海外各国にみる技術と政治」
「5「社会」に技術を向ける政治の役割」
「終章:技術の治水へ」からなります。
タイトルどおり、これからの技術と社会のあり方について論じたものに、
森谷正規『21世紀の技術と社会』朝日新聞社、1300円
があります。
「1:21世紀への技術の変革」「2地球環境破壊を防ぐ」「3都市を再生する」
「4高度情報社会への展開」「5人間、生物、自然に残された課題」
「6:21世紀の技術と社会」からなります。
2.技術者
西堀栄三郎『ものづくり道』ワック出版、1500円
あの伝説の技術者・西堀氏の本です。
超一流の技術者にして、第一次南極越冬隊隊長、
日本原子力研究所理事、70歳を越えてのヒマラヤ登山など、
あらゆる面でその非凡さを発揮した西堀氏。
その思いが綴られた本書は、
技術者を目指す人にぜひとも読んで欲しい一冊です。
「1オリジナリティのつくり方」「2異質×異質」
「3価値を生む技術」「4現場にあるアイディア」
「5大自然と体験と」「6ものづくり道」からなります。
西堀栄三郎『ものづくり道』ワック出版、1500円
同じく西堀氏の本です。
高齢になって、自分の人生を振り返って書いたもの。
(この本が出版される前に、亡くなっています。)
1.自然こそわが教師
2.技術を考える
3.品質管理とは何か
4.どうしたら人は活かせるか
5.人間性と創造性
6.人類の進むべき道
西畑三樹男『これから技術者になる君へ・心得120』日刊工業新聞社、1700円
技術者を目指す人の心得を幅広く論じた本です。
技術者の人生観や職業観などを論じた本は多いのですが、
これほど多様な観点から論じた本は珍しいと思います。
次に紹介する本もあわせて読むとよいでしょう。
「1技術者とはなにか」「2一人前の技術者になるにはどうすればよいか」
「3匠の技と技術革新」「4材料・部品を製する者が技術を制す」
「5会社とはどんなところか」「6開発のやり方と完成のよろこび」
「7自分の技術をアピールするには」「8製造技術が勝負の分かれ目」
「9品質管理と試験技術」「10サラリーマンは、安全と健康がすべての基本」
「11企業の大小が消える時代」「12二一世紀の技術者は世界を駆け巡る」
からなります。
西畑三樹男・森川慎『技術者の心得120−誰も教えてくれないプロへの道−』日刊工業新聞社、1700円
上と同じ著者による共著です。
技術者を目指す人の心得を論じた本ですが、
こちらの方が技術者ならではの、具体的内容が満載です。
「1技術者に関する10ヵ条」「2特許開発に関する10ヵ条」
「3実験の進め方に関する10ヵ条」「4製造技術に関する10ヵ条」
「5品質管理に関する10ヵ条」「6打合せに関する10ヵ条」
「7技術講演に関する10ヵ条」「8技術営業に関する10ヵ条」
「9評価技術に関する10ヵ条」「10社員心得に関する10ヵ条」
「11会社、組関する10ヵ条」「12豊かな技術者に関する10ヵ条」
3.理系人間
毎日新聞科学環境部『理系白書』講談社
「1文系の王国」「2権利に目覚めた技術者たち」「3博士ってなに?」
「4教育の現場から」「5理系カルチャー」「6女性研究者」
「7失敗に学ぶ」「8変革を迫られる研究機関」「9研究とカネ」
「10独創の方程式」「11文理融合」からなります。
小林哲夫『理系就職・転職白書』丸善、1600円
「1働くということ」「2就職活動」「3転職」からなります。
著者自身が「これほど詳細な理系の就職・転職本は
ほかにはないと自負しています」と書いています。
※ いま、「技術者倫理」が大変注目されています。
「技術者倫理については別のページがありますので、
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