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「中国の文化を学ぶ」小学生に母国を紹介しました

 2016年6月18日。桑名市の深谷教育集会所において「人権ひろばKizuki~中国の文化を学ぶ」と題して国際交流活動が実施されました。これは桑名市が実施する教育プログラムの一環で、留学生が行う企画として、昨年度に引き続き実施されました。今回講師役を務めたのは、本学の中国出身留学生ナン クンさん(経済学部2年生)です。
 当日は、24名の小学生と14名の保護者の方の参加がありました。最初に、中国の言葉である中国語で挨拶の練習をしました。次に、地図で中国の場所、国旗の意味や人口、面積など日本と比較しながら学びました。またナン クンさんの出身地である延辺朝鮮自治州延吉市の観光地など写真を使って紹介し、街の看板は、中国語と韓国語で明記されており、家族との会話は韓国語で話していると説明すると、子供たちから驚きの声が上がりました。そして、入学式は9月であること、成績表はなくクラス全員のランキング表を配布されることなど中国の学校の様子をクイズ形式で紹介し、子供たちが元気に手を挙げていました。その後「老鷹捕小鳥(ラウインブショウニョウ)」という、日本の「たこの足」という遊びに似た中国の遊びを全員で行い、大いに盛り上がりました。遊びの後、スゥーツァィビン(チジミ)とシンレントウフ(杏仁豆腐)を美味しく頂きました。
 最後に、「日本に来る前は、中国人は嫌われているのではないかと心配でしたが、日本人はとても優しく接してくれてうれしかったです。これから皆さんは外国人に接する機会が多くなるかと思いますが、たくさんコミュニケーションを取って世界中に友達を作ってください」と子供たちに呼びかけました。そして「緊張したけれど、子供たちに中国のことを紹介できてよかった。楽しかった。」と笑顔で語っていました。
 今回の経験を通して、小学生の皆さんに海外の国に興味を持っていただくだけでなく、ナン クンさんにとっても母国を見直す貴重な機会となりました。

  
 
 

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