DiscoverJapan奨学金授与式を実施しました
第12回留学生による日本再発見の旅「宗村南男留学生奨学金」の受賞者が決まり、その授与式を7月18日に実施しました。
これは、留学生の中では「DiscoverJapan」の通称で知られています。留学生が夏休みを利用して日本国内を旅する企画をチーム単位で提出し、その内容が優れたチームに贈られるものです。日本の自然、豊かな伝統文化、地域の人たちとのふれあいの中で、自分自身の生きがいを見つけ、心の底に潜んでいる可能性を発見する機会を推進するもので、企画実施後は、実施内容を写真とレポートにまとめて提出します。
今回は9チームの応募があり、どれも熱心に考えた様子が伺え、甲乙付けがたい優れた内容のものばかりでした。その中で選ばれたのは、ベトナム出身の3年生4人が企画した、広島、兵庫(神戸・淡路島)を訪ねる旅です。母国ベトナムで学んだ日本の歴史や文化を、実際に自分の目で見て学びたい、日本にいるなら一度は広島に行きたいという気持ちが、この奨学金への応募に繋がったようです。今回の訪問地は、世界遺産や日本の歴史、文化、先端技術を学べるところが多く、母国との違いをどう捉えるのかも興味深いです。日頃、勉強やアルバイトに追われ、旅行する余裕などない留学生にとっては、有意義で貴重な時間となるでしょう。この旅の計画・実施に当たって、互いに協力することで友情を深めた4人は、平素と違った環境で新しい出会いや体験をすることでしょう。
奨学金は岩崎学長代行から手渡され、「おめでとう。君たちの母国ベトナムに行った際、枯葉剤の影響で今尚苦しんでいる人の姿を見て、非常に胸が痛んだ。5月に伊勢志摩サミットが開かれた時、オバマ大統領が広島を訪問した姿は、日本人の心にとても響いた。なぜ、オバマ大統領が折鶴を折ったか、その意味を考えてください。また、この奨学金は故宗村南男学長の意思を継いで、来年度以降は『宗村南男メモリアル』として実施していきたい。この旅行を楽しんで有意義なものにしてください。」と、力強い言葉で受賞者たちを讃えました。最後に、岩崎学長代行、小林教学部長、富田支援委員長と一緒に記念撮影。受賞者たちは、この奨学金の重みをかみ締めながら、晩夏の旅に想いを馳せていたことでしょう。
今回の受賞者は次のとおりです。
学部 |
学科 |
学年 |
氏名 |
国籍 |
目的地 |
期間 |
経済 |
経済経営 |
3年 |
グェン ティ ゴック ユン
NGUYEN THI NGOC DUNG |
ベトナム |
広島・兵庫
(神戸・
淡路島) |
8月21日
~25日
(5日間) |
経済 |
経済経営 |
3年 |
ウン ティ トゥイ ティエン
HUYNH THI THUY TIEN |
ベトナム |
経済 |
経済経営 |
3年 |
チャン クォック タン
TRAN QUOC THANG |
ベトナム |
経済 |
経済経営 |
3年 |
チャン チィ スァン ロック
TRAN THI XUAN LOC |
ベトナム |
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