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受賞者のレポート

■チャン クォック タンさん(経済経営学科3年生)
■ウン ティ トゥイ ティエンさん(経済経営学科3年生)
■グェン ティ ゴック ユンさん(経済経営学科3年生)
■チャン チィ スァン ロックさん(経済経営学科3年生)

チャン クォック タンさんのレポート

 私は3人の友達とグループになって、日本国内で行きたい所を企画して、Discover Japan という奨学金に応募した。私のグループは選ばれて、この8月に広島と神戸へ行って来た。
 名古屋から広島まで夜行バスで行ったので、7時間かかった。広島に着いた時、皆疲れていたが、やっと広島に着いたので、皆、元気になって行きたい所に移動した。その時、広電で移動した。初めてこの電車に乗ったが、車と一緒に道を走ったので、すごく面白かった。最初に行った所は、世界文化遺産の原爆ドームだった。いつもインターネットで原爆ドームの写真や動画を見ていたが、今、自分の目の前にある原爆ドームは、すごい建物だった。もちろん、私は広島の原爆ドームがどんな場所か知っているはずだったし、そのためにこの場所を選んだつもりだったが、その衝撃は想像以上だった。
 原爆ドーム内部に立ち入ることはできなかった。入場できる施設ではないから、外からの見学になった。その後、私達は、広島平和記念資料館を見学した。館内には、きのこ雲や火傷を負った人々の写真があり、ボランティアの人から広島の惨状を聞いて、本当に驚き、悲しい気持ちになった。
 次に、私達は嚴島神社へ行った。厳島神社は、1400年の歴史があり、ユネスコの世界文化遺産に登録されていて、日本三景のひとつ「安芸の宮島」に浮かぶ古社である。ベトナムでも有名なとても美しい景色だ。皆、一杯いい写真を撮った。
 夜は、美味しいお好み焼きを食べに行った。やっぱり広島のお好み焼きは美味しくて、有名だから、どんな店も混んでいた。広島の町を散歩して、一つ分かったことがあった。それは、広島東洋カープというプロ野球チームが強くて、有名であるということである。どこにでも、どんな店にも、このチームの赤いTシャツや帽子などが置いてあった。
 次の日は、朝から神戸へバスで移動した。神戸に着き、すぐ神戸海洋博物館や神戸ポートタワーへ行った。神戸ポートタワーは高くて、すごく見晴らしの良いタワーだった。夜、私達は、神戸の中華街に行き、美味しい中華料理を食べて帰った。 
 3日目、私達は淡路島へ行って、観潮船でうず潮クルージングを体験することができた。淡路島は遠く、とても時間がかかった。淡路島に着いてすぐには、うず潮クルージングは体験できなかった。なぜかというと、うず潮は見頃の時間帯がありがあり、皆ずっと待っていた。時間によっては、うず潮のない場合もあり每日変わっているらしい。うずしお観潮船は、潮流最速時の前後約1.5時間位までに乗船するのだそうだ。その時、日本丸という特別な大きい船に乗ることができた。最初はちょっと怖かったけど、海の波に慣れて、とても楽しかった。すごい景色だった。
 4日間で色々な所へ行って、色々なことが分かり、良い学びができて、色々なことが体験できた。本当に良かった。良い勉強になった。



ウン ティ トゥイ ティエンさんのレポート

 留学生による日本再発見の旅‐Discover Japan宗村南男留学生支援奨学金を頂き、楽しい夏休みを過ごせて、本当に良かったと思っている。日本の景色が絵のように美しくて、ますます好きになった。今回色々な所に行って、自然や異文化に触れ、視野が広がったような気がする。
 最初に私たちは、ユネスコの世界遺産に登録されている広島の平和記念碑原爆ドームを訪れた。また、広島平和記念資料館が近くにあり見学をしたが、大変素晴らしい資料館だと思う。すべての人が資料館に行くべきだと感じた。
次は宮島へ向った。フェリーで島に近づくと、海に浮かぶ神社が間近で見られた。フェリーに乗るのは楽しい。島に着くと、神社や鳥居をつなぐ遊歩道があった。観光客の周囲を鹿がうろついていて、とても面白かった。たくさんの写真を撮り、大変満足した。宮島観光には2時間かかったが、広島での思い出として、一生忘れられない楽しい時間になった。
 次の日は神戸海洋博物館に行った。新幹線やバイク、ヘリコプターなど実物に触れることができ、陸・海・空の乗り物がここ一つで体験できるのが楽しかった。夜は、南京町に出かけ、中華料理を食べたが、思ったより美味しくなかった。
 次の日、私たちは淡路島に向かった。淡路島の伊弉諾神宮は、イザナギ尊とイザナミ尊が祀られている神社だ。そして、鳴門の渦潮は、少し怖かったが大変きれいだった。
 旅行中もベトナムと同じくらい暑かったけれど、勉強やアルバイトのストレスから解放され、友人たちとリラックスして、心からのびのびと旅をすることが出来た。自分の国ベトナムのことはよく知っている。けれども、日本に来ていても、日本を旅行するチャンスがなかなかないので、正直、日本のことを良く知らない。日本の食べ物は、とても美味しいし、もっともっとたくさん日本のことを知りたいので、また日本を旅行したいと思う。
 留学生による日本再発見の旅‐Discover Japan宗村南男留学生支援奨学金をいただき、こんなに楽しい夏休みを過ごさせていただき、心からお礼申し上げます。有意義な夏休みを過ごすことができました。夏休みが終わり、すでに3年の後期が始まっています。これからも元気で頑張って、勉強しようと思います。



グェン ティ ゴック ユンさんのレポート

 2016年度のDISCOVER JAPAN 奨学金を頂き、誠にありがとうございます。
 この旅で一番印象に残ったのは、広島の原爆、平和記念資料館です。ベトナムにいる時から、たくさん広島の原爆についての話を聞いていましたが、この資料館で見た原爆の凄まじさや悲惨な光景を見て、胸が苦しくなるくらいでした。とても悲しい気持ちになりました。そして、大変な被害にあった広島の人々がどんな思いで生きてきたか、また、これからの未来はどうなるのかを考えさせられる旅であったように思います。
 平和記念資料館の中には、原爆で焼け焦げた衣服や、そのボロボロになった衣服を身にまとい、血みどろになりながら瓦礫の町を逃げまどった人々の模型があって、思わず目を反らせたくなりました。それほど、印象深い資料館でした。しかし、平和記念公園には、修学旅行生やたくさんの外国人が訪れていて、世界中の多くの人々がこの広島の原爆を見て、聞いて、知り、そして、戦争の悲惨さを嘆き、一緒に世界平和を祈る様子を見て、とても嬉しい気持ちにもなりました。
 広島市街では、今まで見たことのない路面電車に乗って、日本三景の一つ、世界遺産の厳島神社に行きました。神の島に社殿を造るのをはばかって海に建てたという説や、海の上に浮かぶように建てることで極楽浄土を表現したという説などがあるそうですが、海にとても綺麗な神社が建っている光景は、素晴らしいと思いました。見終わってからの感想ですが、色々神社に行きましたが、私にとって厳島神社は、どの神社よりも美しく最高でした。厳島神社がある限り、宮島の観光産業は安泰だと思いました。
 2日目は、兵庫県の神戸に向かいました。昼間は神戸海洋博物館と神戸ポートタワーを訪ねました。夜は南京町を散策しました。路面に出ているお店も多く、食べ歩きしやすいのも魅力です。しかし、私たちが行った時には、片づけをしているお店も多く、あまり食べ歩きが出来ませんでした。次は、食べ歩きが出来るように昼間に行ってみます。
 3日目は、鳴門の渦潮を見にいきました。神戸から2時間位で淡路島の南端、福良港へ行くことが出来ました。うずしおクルーズの日本丸に乗船して、鳴門海峡の渦潮を船の上から見ることができました。鳴門海峡は、世界三大潮流の一つで、渦潮は世界1位の規模と言われています。日本丸は、海の上をゆっくり進みながら渦潮を右手から見たり、左手から見たり、行ったり来たりの航路で、できるだけ渦潮のそばに船を寄せてくれました。とても良い体験ができました。
 この旅行で、日本の多くのことを学び、友人たちと一緒に過ごせたことは、私の大切な宝物となりました。このような奨学金をいただき、本当にありがとうございました。



チャン チィ スァン ロックさんのレポート

 四日市大学の「2016年DISCOVER JAPAN-日本再発見の旅」奨学金に応募し、私たちのグループが選ばれ、そのおかげで広島と兵庫を旅行することができ、さまざまな体験をしました。誠に有難うございます。
 一番印象に残っているのは、広島の原爆ドームと平和記念資料館です。なぜかと言うと、原子爆弾が落とされたことにより、爆心地周辺の地表面の温度は3,000~4,000度にも達したそうです。その熱で、人々の皮膚は焼けただれ、血まみれになって、多くの人が亡くなりました。資料館には、それらの写真などが多く展示されていました。また原爆は、生き残った人々に多くの苦痛と困難をもたらしました。そして、今なお、その後遺障害に苦しんでいる人々が多いことにも驚きました。本当に原爆は恐ろしいと感じました。
 その状況は、ベトナム戦争後のベトナムと似ているように感じます。戦争が終わっても、枯葉剤の影響で多くの奇形児が生まれるなど、戦争は多くの子供たちに苦しみを残しました。戦争により、子供たちの未来を奪ってしまったといっても過言ではありません。戦争は、それを引き起こした国の人々だけではなく、世界の未来ある子供たちの夢も奪ってしまうように思います。平和への思いを踏みにじる大人たちの行為による戦争が、二度と起こらないようにしてほしいと思いました。
 次に、世界遺産にも登録されている日本三景の一つで、海の中に境内がある厳島神社に行きました。大鳥居や境内の景色は、潮の満ち干きや昼と夜で、まったく違うそうです。私たちが行ったのは昼間でしたので、朱塗りの社殿が背後の山々の緑と海の青さに映えて、とても美しかったです。潮が満ちてくると、大鳥居も社殿も海に浮かんでいるようです。
 広島を見終わってから、鳴門の渦潮をたずねました。世界の三大潮流の一つである鳴門の渦潮は、船の上から間近で見ることが出来ました。その迫力に圧倒されながら、自然の凄さに感動しました。
 この旅行を通して、多くのことを経験し大切なことを学びました。旅行中、色々な国の人に出会って、一緒に世界平和を祈ったり、日本の自然や文化、技術に触れられ、本当に楽しく有意義に過ごすことができました。

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