- Faculty of Policy Management
- 総合政策学部
21世紀の社会を生きていくためには、社会の変貌にあわせて、生活や仕事の仕方を人々が自分自身で変えていく必要があります。そのために、総合政策学部では既存の学問の枠組みを超え、あくまで現実にこだわって学ぶスタイルを大切にしています。そして、広い視野や考え方を学び、それを他の人々に伝え説得する技術の習得を目指し、常に自分自身の尺度を持ちながら、全体を見渡せることができる人材を育成します。
総合政策学部
経営戦略専攻
経営戦略専攻の特色は、地域企業との関係を活かした実践的な学びにあります。地元企業と連携した演習や、経営者や働く人の生の声を聞く「地域企業セミナー」など、就職活動にも役立つカリキュラムを設置。簿記やマネジメント、事業計画立案のための経営・財務など、専門知識の修得科目も充実しています。
目指す資格
将来の進路
企業の成長戦略分析などを通じ、経営マネジメント力を養う。
企業は時に、提携や合併、買収などをしながら、成長や淘汰を繰り返しています。企業が経営組織を形成していくプロセスなどに焦点をあて、経営マネジメントや経営戦略について考えている本研究室では、自分が気になった企業がどういう経営戦略をとっているのか、ときには実際に関係者へ取材するなどしながら考察。経営に関して幅広く学んでいきます。
川崎 綾子 准教授
私は「提携は恋愛、合併は結婚」などと説明していますが、経営組織を形成・強化していくプロセスは、人間関係と同様に繊細で複雑。ここでの学びは、経営分野に限らず、複雑化する現代を生き抜くためのヒントになるはず。また、研究室での活動を通して、考えをまとめ、伝える力など、様々な力を磨きましょう。
学びの舞台は、地域の企業。
高齢者・障がい者支援を行うNPO法人と連携して、バリアフリーなど、人にやさしい取り組みを実施している地域の企業を取材。取材内容を記事にまとめ、Web上で発信しています。題して「学生潜入レポ‼人にやさしい三重の企業」。取材のアポ取りから、写真撮影、記事制作まで自分たちで行います。
鶴田 利恵 教授
この「学生潜入レポ」は、企業へのアポ取りや取材を通して、交渉力や知りたい情報を引き出す力、コミュニケーション力など、社会で必要とされる様々な力を実践的に養うことができる活動です。また、地域の企業を取材することで、世の中や企業の動きを実体験として捉えることができます。
総合政策学部
公共政策専攻
公共政策専攻は、公務員や公益法人、社会貢献が必要とされている一般企業などで地域や社会に貢献したい学生のためのカリキュラムが充実しています。 フィールドワークを含む実践的な学びを通じて、問題発見・解決力を養うほか、公務員採用試験合格を目指す「公務員養成プログラム」も用意されています。
目指す資格
将来の進路
法律学を通して、課題を解決するための仕組み作りを学ぶ。
本研究室では、現代の様々な社会課題に対して、どのように法を整備していけば解決できるのか、法律学を通して考えを深めています。「世界各国と比較して日本の憲法改正について考える」「民事裁判をオンライン化するために必要な法整備とは?」など、様々な課題を取り上げ、解決するための仕組みづくりについて学んでいきます。
中西 紀夫 教授
法律学は、弁護士などに必要とされる専門的な学問と思われるかもしれません。しかし「市役所などで条例の改定案を検討する」「企業でISO14001を取得するための仕様をまとめる」など、実は様々なシーンで必要になる、とても身近な学問。将来役に立つ知識もたくさん学べるはずです。
地域を元気にする方法を、多方面から検討。
本研究室では、地域を元気にする方法を様々な方向から検討。市民団体などとも連携しながら、「四日市とんてき」のPR活動を展開するなど、バラエティに富んだ取り組みに挑戦しています。今回は若者の酒離れなどにより消費量が減ってしまっている日本酒をテーマに、四日市に数多くある酒蔵の維持・発展という地域課題について考えた事例を紹介します。
小林 慶太郎 教授
研究室の学生たちは毎年、地方自治や公共政策について学んでいるゼミが集う合同研究発表会「ジョイントセミナー」に参加しています。ジョイントセミナーは、他大学の方々と意見交換できる貴重な機会。地域を題材に学んだことが、外の世界でも広く役立つ学びだったと、きっと実感できるはずです。
総合政策学部
人文社会専攻
日本や国際社会における諸問題を、人文学や社会科学の視点で探求し、その解決策を考えていきます。扱う題材は、文学や歴史、アニメ・漫画・ライトノベルなどのサブカルチャー、地域の文化遺産、そしてグローバル化や格差社会といったさまざまな社会現象など、多種多様。机上で考えるだけでなく、取材や調査などを交え、行動的・実践的に学びます。
目指す資格
将来の進路
現代の人間像をサブカルから読み解く。
メインカルチャーに対し「少数派の文化」として生まれた「サブカルチャー」。現在では本来の意味を超え、広く大衆文化として根付いています。様々な文学研究を行っている本研究室では、ライトノベルやアニメ、漫画などのサブカル作品も題材に取り上げ、そこに描かれている人間について考察しています。
高田 晴美 准教授
サブカル作品には、ただ単にエンターテインメント性があるだけでなく、「人は何に悩み、何を望んでいるのか」など、その時代の人間像が反映されているものがたくさんあります。「なぜこの作品が流行しているのか」など、疑問点を追求していくことで、私たち人間について考えを深めてみましょう。
悩み、考え抜く経験から、課題に向き合う姿勢を学ぶ。
世の中には、答えの出ない課題や問題がいっぱい。この広い世界では、私たちが正解を知っていることの方がまだまだ少ないかもしれません。本研究室では、身近な様々なことを題材に、みんなでディスカッションしながら深堀りし、そこから見えてきた社会課題などを検討。こうして、なかなか答えの出ない課題や問題への向き合い方を学んでいます。
フェリペ フェハーリ 准教授
人は、いろいろなことに思いを馳せ、様々なことを考えながら生きています。そして哲学とは、あらゆることについて考える学問。つまり「哲学=人が生きること」だと私は考えています。何かについて、徹底的に深堀りして自分の力で考えてみるという経験は、あなたの生きる力をきっと成長させてくれるはずです。