top > topics
保々中学校からの手紙への返事

 11月20日、本学の留学生4名が保々中学校を訪問し、中国からの手紙を人権サークルの生徒さんたちにお渡ししました。これは、去る5月に起こった中国四川省大震災のときに、同中学校の生徒さんたちが書いてくれた励ましの手紙への返事です。
 保々中学校人権サークルでは大震災の救援募金活動を行い、集まった募金と被災地への手紙を、四日市大学まで届けてくださいました。本学には家族が被災した留学生(スウケンさん・現代ビジネス学科2年生)がおり、彼が中国に帰国した際、現地の中学生たちに手渡しました。
 この手紙に感動した現地の中学生たちが、保々中学校の生徒さんたちに返事を書き、スウケンさんに託しました。全部で30名ほどの返事を預かって日本に戻ったスウケンさんは、同じ学科の留学生の友人たちと協力してこれを日本語に翻訳し、このたび、保々中学校人権サークルの皆様にお届けしました。
 当日は、人権サークルの生徒さん約15名、同中の白井校長先生と若林先生とがお集まりいただきました。最初に留学生たちが、地震の時のつらい思いや、保々中学校の生徒さんの励ましが本当に嬉しかったことなどを、順番に話しました。次に、同中学の生徒さんがひとりずつ、「顔の見えない人たちと、こういう形でつながったことに感動している」「少しの募金しかできなかったけれど、被災地の人たちを励ますことができて嬉しい」と、ひとことずつコメントしてくれました。留学生たちは全員、ひとりのコメントが終わるたびに「ありがとうございました」と頭を下げ、感謝の気持ちを伝えていました。
 その後、留学生たちから生徒さんに現地からの手紙と翻訳をお渡ししました。そして、手紙に書かれた中国語の説明や、生徒さんの名前の中国語読みなどについて話し、和気藹々とした時間を過ごしました。
 最後は記念撮影をして、今後の交流を約束して解散。その写真をまた中国に送り、今まで顔が見えなかった人たちと「顔の見える国際交流」をしたい、という意見が出ました。ぜひ、実現させたいものです。

 今回、参加した留学生は次の4名で全員、経済学部現代ビジネス学科2年です。
 ・スウ ケンさん ・ゴ トクホウさん ・セツ ギョウエンさん ・チン ギョウウさん

 

ページTOPへ