top > topics
ラマ・カンチャさんが鈴鹿国際大学でスピーチを披露しました

 去る10月25日、三重県の鈴鹿国際大学主催による「外国人国日本語スピーチコンテスト」が開催され、本学経済学部2年のラマ・カンチャさん(ネパール)が出場しました。
 今回のコンテストには、様々な教育機関で日本語を学ぶ85名の応募者の中から、予選審査を通過した6カ国、10名の留学生が出場しました。
 四日市大学から出場したラマ・カンチャさんは、「『幸せ』とは?」のテーマで、何不自由ない豊かな社会で暮らす日本の人々が考える「幸せ」とその日暮らしの貧しい社会で生きる人々が考える「幸せ」とは、そもそも幸せの重みが異なることを語りました。そして、恵まれた日本社会に居ながらも「幸せ」を感じられない多くの日本の人々に、平凡な普段の生活の中や足元にある小さな幸せに感謝し、その幸せを手にすることのできる今の生活に満足感を覚えることが何よりも大切だと訴え、来場者の共感を呼んでいました。7分に及ぶスピーチが終了し、当日、詰めかけた大勢の聴衆から惜しみない拍手が沸き起こると、緊張していたラマ・カンチャさんの顔にも満面の笑みがこぼれていました。
 審査の結果、中日新聞社賞を受賞したラマさんは、スピーチを競った9名の出場者と健闘をたたえあいながら、暫しの国際交流を深めていました。
 「入賞はできませんでしたが、今回の日本語弁論大会に出場し、自分の考えを大勢の人に聞いてもらえたことと、自分と同様日本で懸命に頑張っている9名の留学生に出会えたことは、自分にとって本当に良い経験と財産になりました。この経験を今後の留学生活に活かしていきたいと思います」というラマ・カンチャさんの言葉に、今後の更なる飛躍を予感しました。 ラマ・カンチャさん、今後も旺盛なチャレンジ精神を忘れることなく、より高い目標を目指して努力を続けていってください。心から期待しています。

ページTOPへ