「第7回留学生日本語弁論大会」を開催しました
恒例の留学生日本語弁論大会を、四日市北ロータリークラブ及び国際ソロプチミスト三重-北のご後援を頂戴して、開催しました。今年は予選を勝ち抜いた本学留学生6名と、他大学からの2名を迎えた8名が弁論を披露し、熱いメッセージを観客に伝えました。
大会は、2人の司会をはじめ、舞台設定や時間測定など、留学生が中心となって運営されました。運営担当に当たった留学生は、何度も集まって練習してきました。当日は、突然の変更や、ちょっとしたアクシデントにも動じることなく対応し、無事に大会を終了することができました。
また、今年は授業の一環として2年生の留学生全員が観戦しました。会場審査員として「会場審査員賞」の一票を投じ、大会の感想をレポートにまとめました。
当日は、最初に宗村南男学長から、弁論を通して留学生が豊かな国際性を育み、母国と日本との両方に貢献してほしいとの挨拶があり、8名の弁論が始まりました。彼らは夏休み前から原稿を作成し、7分近くのスピーチを暗記して猛練習を重ね、大会に臨みました。ジェスチャーや小道具などを有効に使って、メッセージ性を高める工夫も見られました。
西牧義江審査委員長からは「どの参加者も身近な話題を取り上げ、自分でよくわかっている内容や経験を語ったため、非常に説得力があった」、岩崎恭典審査委員からは「一歩下がって一礼するなど、日本人である我々が忘れがちな礼儀を実践する参加者に、はっとさせられた」など、参加者を讃える発言がありました。一方で、西牧委員長からは「発音をはっきりと、間をとることを意識して」と、具体的な弁論に関するアドバイスもありました。最後に、審査員でもある加納光留学生支援センター長より「弁論大会も7回目となり、毎年レベルが上がっている。非常に高いレベルの大会であった」と挨拶があり、今年度の弁論大会が終了しました。
学長賞と会場審査員賞との両方を獲得した閻暁丹さんは、1980年代後半に日本で話題になった短編小説「一杯のかけそば」を題材に、親子の絆や、人と人とのつながりを、美しい日本語で語りかけました。
今年度の受賞者は、次のとおりです。
受賞名 |
学部・学科 |
学年 |
氏名(出身国) |
スピーチのテーマ |
四日市大学学長賞 |
総合政策学部
総合政策学科 |
2 |
エン キョウダン |
一杯のかけそば |
北ロータリークラブ賞 |
経済学部経済学科 |
1 |
タン チュアン |
(日本で)自立する
ということ |
国際ソロプチミスト
三重-北賞 |
経済学部経済学科 |
3 |
ソウ コウエイ |
違っているから
おもしろい |
北ロータリークラブ
奨励賞 |
経済学部経済学科 |
3 |
グェン ディン ソン |
幸せな!日本のペット |
北ロータリークラブ
奨励賞 |
経済学部経営学科 |
3 |
ラマ カンチャ |
「笑点」から学んだこと |
北ロータリークラブ
奨励賞 |
三重大学大学院 教育学研究科
教科教育専攻 修士 |
2 |
チン キシュウ |
私の語学の道 |
努力賞 |
鈴鹿国際大学
国際学部観光学科 |
1 |
ソン ヨンギ |
新しい世界の学び方 |
努力賞 |
経済学部
経済学科 |
1 |
ビェン
ヴァンフィー |
温泉は「1つ」の世界だ |
会場審査員賞 |
総合政策学部
総合政策学科 |
2 |
エン キョウダン |
一杯のかけそば |
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