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鈴鹿国際大学弁論大会でFM三重放送賞を受賞しました

 10月23日、鈴鹿国際大学において第14回外国人日本語スピーチコンテストが開催され、本学から田野(デン ヤ)さん(経済学科2年、中国出身)が出場しました。
 今回のコンテストには69名の応募者があり、厳正なる事前審査を通過した10名が出場しました。出場者の出身国は、中国、韓国、ブラジル、ペルー、フィリピンの5カ国、所属は鈴鹿国際大学の他、四日市大学、鈴鹿国際大学の姉妹校である仁川大学(韓国)と西安外国語大学(中国)、四日市日本語学校、桑名高等学校とさまざまでした。年齢や日本語の学習歴も多様で、各人が自分らしい内容のスピーチを披露しました。
 本学から出場した田野さんは、「忘れないで、感謝の気持ちを!」という演題で、「ありがとう」という言葉がいかに人の気持ちを和やかにさせ、心を温かくさせるかを、自分の体験を通して切々と語りかけました。日本に留学して多くの苦労をしたおかげで、両親や友達のありがたみと感謝の気持ちを言葉にして伝えることの大切さに気づいたと言います。中国では人を助けるのは当たり前のことで、それに対して礼を言うのは他人行儀に感じるため「ありがとう=謝謝」という言葉はあまり口にしないそうです。これからは感謝の気持ちを素直に伝えていきたい、会場の皆さんも是非「ありがとう」の気持ちをたくさんの人たちに、と訴え、会場内に余韻を残しました。
 自分の実力が出し切れなかったと悔しそうにしていた田野さんでしたが、審査の結果、三重FM放送株式会社賞を受賞しました。表彰式後の講評では、「話し方、訴え方が非常にうまく、よく伝わるスピーチだった」と好評価でした。
 今から準備すれば、次はもっといいスピーチができるはず、と意欲的な田野さん。これからの活躍が楽しみです。

スピーチ中の田野さん FM三重放送賞受賞に笑顔で

 

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