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「第2回工場夜景サミットin四日市」に参加しました

 四日市市観光推進室からのご招待を受け、留学生5名が「第2回工場夜景サミットin四日市」に参加しました。ふだん見ることのない、船上からのコンビナートの光り輝く姿に心を動かされたようでした。以下、参加した留学生の感想です。

四日市大学 経済学部経済学科2年 劉 佳利(リュウ カリ)
 第2回工場夜景サミットin四日市が、11月10日木曜日、四日市で開催されました。今回のサミットでは、新しい観光の提案が出されました。四日市コンビナートの環境改善に伴って、夜のコンビナートは夜景観光スポットになりました。昔、四日市と言えば、公害の象徴というイメージがありましたが、近年、環境問題を重視して汚染がなくなり、綺麗な海水と青空が戻ってきました。四日市の沿海にはたくさんのコンビナートがあるので、夜の作業の時、安全のためすべての工場の点灯を行っています。この照明がコンビナート夜景を作り出しています。
 私は、加納先生と参加した他の学生と一緒にコンビナート夜景クルーズを体験しました。日暮れが訪れて、皆で船に乗って観光が始まりました。私たちは、千歳地区の千歳桟橋から出発しました。周りの照明はさざ波が立っている海水に照り映えています。すごく綺麗でした。工場に沿って四日市の旧港と第2コンビナート午起地区に着きました。色とりどりに輝く建物を見て、工場だとは思えませんでした。前に進むと、四日市ドームとオーストラリア記念館が目に入りました。船から見ると海に漂っているボールのように、上がったり下がったり動いているようで面白かったです。昼の雰囲気とは全然違います。次に進み、第3コンビナート霞ヶ浦埠頭に到着しました。そこでは東ソー(株)の事業所があります。船のデッキから長島温泉が見えました。ここで船は方向を転じ、第1コンビナート塩浜地区に向かいました。一番夜景が美しく見えました。ここは昭和30年代、旧日本海軍燃料基地跡に建設された所です。ツアーガイドの方の解説を聞きながら、素晴らしい夜景を見て、一時間のクルーズはあっという間に過ぎ、出発地に戻りました。
 今回のクルーズの最後に、四日市港ポートビルに上り、14階の展望室で四日市全体の夜景も見ました。私は東西南北がよく分かりませんでしたが、丸い展望室を行ったり来たりして、自分の住んでいるところを探しました。初めてそんな高いところから四日市の夜景を眺めることができ、言葉が見つからないほど嬉しかったです。
 コンビナートの観光は、かつての物見遊山型観光から、体験観光と学習観光へと変化しました。昼と夜の観光事業発展のため、工場と町の繁栄のため、みんなでアイディアを出して新たな観光環境作りを一緒に頑張りましょう。
 

 

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