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「多文化共生社会を考える」プロジェクト第4弾
(フォーラムとグループディスカッション)を開催しました
   

 10月28日、大学祭開催中に今年度「多文化共生社会を考える」プロジェクトの第四弾として一般公開のフォーラムを実施しました。タイトルは「多文化共生社会を考える=海外での生活体験を通して=」です。海外での生活体験が豊富な山本伸環境情報学部教授と友原嘉彦総合政策学部講師が、自らの経験を通して講演し、その後、岩崎恭典総合政策学部教授のコーディネーターと3人で、会場からの質問に答える形でフォーラムを行いました。

 友原講師はバックパッカーとして海外各地を旅行した経験から、訪問した各国の社会背景を説明し、多文化共生には受け入れる側と受け入れられる側の双方が歩み寄ることが必要であると結びました。

 山本教授は、「自分の人生を変えた」と実感しているニューヨークでの一年間について、ユーモアを交えて体験談を披露し、会場を沸かせました。「旅行者として訪れること(客体)と、そこに住民として住むこと(主体)」であることの違いを話し、多文化共生とは客体から主体になることであると説明しました。

 フォーラムではまず岩崎教授が講演の内容について「多文化共生社会と涵養」をキーワードにまとめました。その後、会場から次々に質問があり、文化と宗教との関係、その土地での不愉快な経験が訪問者に与える影響など、講演の内容に基づいた多様な内容のお尋ねがありました。時間切れでお答えし切れなかったことが残念でしたが、来場者の多文化共生社会に対する関心の高さが感じられました。

 フォーラム後のグループディスカッションは、いよいよプロジェクトの最終段階。1月12日の報告会に向けて、各チームが熱心に最終調整を行ったようです。

 次回(最終回)は、2013年1月12日の留学生新春パーティーと同時実施です。


【友原講師の講演】

【山本教授の講演】

【フォーラム】

【岩崎教授】

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