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留学生進路ガイダンスを実施しました

 2014年6月17日、3年生の留学生全員を対象とする進路ガイダンスを行いました。これは、卒業後の進路を定めるに当たり、日本社会特有の仕組みがあることを理解し、真剣に自らの将来を考え、準備を始めるための最初のステップです。当日は、約60人の対象者のほぼ全員が集まり、進路に関する関心度の高さがうかがわれました。
 ガイダンスは、岩崎恭典副学長と友原留学生支援委員長の挨拶で始まりました。続いて伊藤キャリアサポート課課長補佐による講演では、「留学生の就職は日本人より厳しい。しっかり計画を立てないといけない。頑張って努力した人には、結果はついてくる。キャリアサポートにもどんどん相談に来てください」という力強いメッセージがありました。
 卒業生の大学院進学についての講演では、講師の李聖君さん(2014年3月総合政策学部卒業)から、「なぜ大学院に行きたいか自分の目的をはっきりする。日本語能力を高めるために、大学のイベントに積極的に参加し、日本人の友達をたくさん作る。ゼミの先生や他の先生に相談する。」など、進学に向けての重要なアドバイスを頂きました。また、就職活動についての講演では、現在経済学部4年生で、すでに就職先を決めているチャン・ヴァン・アンさんから、「『積極的に』『楽しみながら』『最後まで続ける』ことが成功のポイント、就職活動を通して私は成長できた」と、自らの「就職ノート」を見せながら、具体的な方法を分かりやすく説明して頂きました。最後に、「落ちても次のチャンスを探し努力すれば誰でも就職できる。始めるのは今から!」と結果を出した本人ならではの説得力ある言葉で、この講演を締めくくりました。
 その後、希望進路ごとにグループに分かれ、少人数での相談を行いました。「大学院進学か日本での就職のどちらかにしたいが、まだ決めていない」など迷っている学生も多く、相談の先生方と真剣にディスカッションする姿が多く見られました。
 この日のガイダンスで進路を定めた学生もありました。参加者が少しでも早く希望を定め、それに向かって十分な準備と活動を進めることの重要性を理解し、行動することを期待します。
    

 

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