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「中国の文化を学ぶ」小学生に母国を紹介しました

 2014年8月7日、桑名市の深谷教育集会所において「Kizuki―中国の文化を学ぶ」と題して国際交流活動が実施されました。これは桑名市が実施する教育プログラムの一環で、留学生が行う企画として、今年度は6月のネパールに引き続き実施されました。今回講師役を務めたのは、本学の中国(内モンゴル)出身留学生宝虎(ホウコ)さん(経済学部2年生)です。
 当日は、約20名の小学生とその保護者の方の参加がありました。まず、中国の言葉である中国語での挨拶の練習をしました。「你好(ニイハオ)」「早上好(ザォシャンハオ)」と元気よく挨拶をした後、宝虎さんの出身である内モンゴル自治区の言葉も学びました。モンゴル語には、縦書きしかないことに子供たちも驚いた様子で、一生懸命ノートに書き写していました。次に、中国が世界のどこにあるのか、国旗の意味や人口、面積なども日本と比較しながら学びました。また、宝虎さんの故郷である内モンゴルについても、歴史や自然、暮らしについて写真を見せながら説明しました。大草原で遊牧生活を送る人々が家にしている「ゲル」や馬頭琴という楽器、中国の小学校では給食が無いこと、入学式は9月にあることなど、子供たちは様々な文化の違いをクイズ形式で学び、元気よく手を挙げて答えていました。そして、「老鷹捕小鳥」という、日本の「タコの足」という遊びに似た中国の遊びを全員で行い、大いに盛り上がりました。そして、遊びの後、「麻花(マーファー)」と「湯円(タンエン)」という中国のお菓子を美味しくいただきました。
 宝虎さんは、「日本はとても環境が良く、綺麗で暮らし易い。敬語は難しいが、頑張って勉強して将来は母国で和食レストランを経営したい。」と将来の夢を語り、「世界中に友達を作ろう。」と子供たちに呼びかけました。「初めて他人前で話し緊張した。なんとか無事に終わって良かったです。子供たちと一緒に遊び、お菓子を食べたりして楽しかった。このような機会があればまた参加したい。」と笑顔で語りました。
 今回の経験を通して、宝虎さん自身も母国と日本の違いを改めて理解したことでしょう。深谷教育集会所の皆さま、どうも有難うございました。タラジュバイナ!



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