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受賞者のレポート

■ヒマラ クマリ タマンさん(環境情報学科2年生)
■シムカダ メヌカさん(経済経営学科1年生)
■ギミレ スニタさん(総合政策学科1年生)

ヒマラ クマリ タマンさんのレポート

 留学生による日本再発見の旅―第10回DiscoverJapan「宗村南男留学生支援奨学金」受賞者に選ばれて、仲間と一緒に関西へ旅行することが出来て大変嬉しかったです。
 2泊3日の旅は色々楽しいこともあり、もちろん知らない所へ行くと道に迷ったり、分からない事が山ほどあったりしました。しかし、それが一番よい経験になりました。
 私たちの最初の行き先は、京都でした。その後は、大阪、神戸を回る旅です。
 8月18日から20日にかけての旅行の初日は京都で、有名な観光地「清水寺」「金閣寺」「銀閣寺」を訪れるのが目的でした。
 四日市からバスでJR京都駅まで行って地図を見ながら、分からない事は地元の人に聞きました。それで、市バスに乗って清水寺へ行きました。バスから降りて少しは歩かなければなりません。晴れの日、真夏日でも太陽の光を浴びながら歩きました。清水寺に着いたとき、三人ともはっきりと疲れた顔をしていました。それで5分ほど休憩してから、そこにある様々な重要文化財を見学しました。そして、写真を撮ったり、随求堂胎内めぐりを体験しました。その暗闇の中はとても怖かったですが、手すりがあり、その手すりにつかまりながら進んでいくと石の上に「य」の文字が光っていました。本尊の大随求菩薩は、私たちのどんな願い求めにも、すぐ随って叶えるように働いてくださる大悲のお母さんの仏で、そのシンボル文字は梵字(古代インド・サンスクリット文字「ハラ」)であることを知り、大慈母のお腹の中へ一度戻ったような感じがしました。
 また、銀閣寺の向月台の二つの砂盛と砂で作った色々な形が一番印象的です。それは、江戸時代初期に作られたといわれています。銀閣寺を訪れ終わって、金閣寺へ行きました。一日に三つの場所を訪れると体が動けなくなるほど疲れました。しかし、金閣寺の美しさが私たちを奮起させました。疲れていても私たちは写真を撮ったり、そこの美しさを一緒に楽しみました。
 18日の夜は、京都のサンルートホテルに泊まり、次の日の朝早く起きて、2番目の目的地大阪へと向かいました。大阪城、大阪市立博物館を訪問しました。大阪城の大阪公園には安土桃山時代から江戸時代の歴史が集まっていました。色々優れた技術を見て、昔の人はとても凄いと思いました。
 次に、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行き、色々なアトラクションを体験しました。短い時間でしたが、楽しかったです。なによりもスペースファンタジーに乗った時が、最も不思議な気分でした。
 そして、20日は神戸に入り、神戸の南京町を見学しました。その町は、中国風の意匠が特徴で、チャイナタウンと呼ばれ、多くの中国人が住んでいました。私たちは、時間がなくて急いで走り、神戸海洋博物館に行きました。初めに、博物館の中にある色々な船を見学し、2階は展示室となっていました。そこに展示してあるヘリコプターや新幹線、オートバイなどに乗って写真を撮りました。そして、高性能ロボットをじっくり見ました。人間と比較できないほどの速さでした。そのロボットの製作者は、とても素晴らしいと感動しました。その後、赤い色が美しい神戸ポートタワーのトップで美しい景色を眺めました。
 最後に、最高の旅をすることが出来た上に、様々なことが学べ大変良かったと思います。



シムカダ メヌカさんのレポート

 私たちは、第10回DiscoverJapan「宗村南男留学生支援奨学金」受賞者に選ばれ、2泊3日の旅行(京都、大阪、神戸)に行くことができました。
 私たちは、1年生二人と2年生の先輩一人で、最初に京都へ向かいました。私は、京都、大阪、神戸は初めての旅行でしたので、友人と一緒に行くことを大変楽しみにしていましたし、昔は日本の政治や文化の中心であった京都を訪ねることに、特に興味を持っていました。
 京都に着き、まずユネスコ世界文化遺産である清水寺へ行きました。私は着くなり、母国ネパールを思い出し懐かしくなりました。お寺、木々、そして多くのお参りの人々、その光景がネパールとよく似ていたからです。清水寺は、ご本尊である十一面千手観世音菩薩をはじめとする通称「観音さん」と呼ばれている観世音菩薩があり、日本で最も馴染みのある仏様です。「観世音とは、『心で自由自在に世の中の音を観る』ということです。みなさんも、毎日の暮らしの中で、どんなことでもいいから「ありがたい」と思うことを見つけてください。それが、観音様のお心に近づく道、幸せへと続く道なのです。」と教えてもらいました。本当に凄くいい所だったと私は思いました。たくさんの写真を撮り、日本文化をしっかり勉強しました。
 少し疲れてきたので、予約したホテルで休憩をしてから、次に銀閣寺に向かいました。銀閣寺を見たとき、本当に私たちは心から幸せになった気持ちになっていました。そしてまた、自分の国を思い出しました。銀閣寺にあった伝統的なものを見に来る人々が凄く多かったので「どうして、この銀閣寺にたくさんの人が来るのですか」と係りの人に質問をしたら、「ここは体と心の幸せのために良いから」と教えてくれました。
 その後、夕方になり、私たちは金閣寺に行きました。晴れ渡った夕空に映える金閣寺は、とても美しく荘厳で感動しました。私たちは、金閣寺をバックに笑顔で写真を撮り、とても楽しかったです。その後、ホテルに戻り今日の感動がまだ冷めやらぬ中、眠りにつきました。
 二日目は大阪です。ワクワクしながら大阪へ行きました。私たちはまず、大阪城天守閣に登りました。天守閣では、豊臣秀吉の紹介や大阪夏の陣図屏風や刀などを見て、戦国時代のことを学びました。その後、ユニバーサルスタジオジャパンに行き、色々なアトラクションを体験し楽しみました。
 三日目、最終日に私たちは神戸に行きました。神戸海洋博物館ではカワサキワールドに行き、展示してあるオートバイなどに触れ、すべてを体感しました。日本は本当に凄いなと感心しました。このような貴重な経験をし、学ぶことができたのも、私たちの大学のお陰だと感謝しております。本当に有難うございました。


ギミレ スニタさんのレポート

 「DiscoverJapan―日本再発見」の旅は、楽しいこともあり、困ったこともあり、一生忘れないほどの最高の旅行になった。
 8月18日の朝、ヒマラさん、メヌカさんと私の3人で四日市から7時10分発のバスに乗り、京都へと向かった。2時間以上バスに乗り、京都駅に降りたとたん、あっちこっちにアジア人をはじめ、世界中の多くの国から来日している外国人の姿を見て、「さすが、観光地だね。」と思っていた。京都では、清水寺、金閣寺、銀閣寺などへ行き、記念写真を撮ったり、名産品を食べたりした。さらに、様々な所に記録されていた記念石、石に書かれている物語、伝説などを読み、京都の文化や歴史などを身近に理解出来た。京都はネパールのお寺の町と言われている「バッタプル(Bhaktpur)」とよく似ていたので、そこの小路を歩けば歩くほど、何となく馴染みの気持ちになってしまった。また、明治時代に建てられたお寺などを見て、日本の大昔の技術も学ぶことが出来た。清水寺はとても大きくて、そこから見る京都府の景色はとても素晴らしかった。銀閣寺では時間を掛けて観られたが、金閣寺では予想通り人が多すぎて、ゆっくり出来なかった。日本の名所の一つである、それに世界遺産にも登録されている金閣寺の前で、記念写真を撮るために急いでいる観光客たちの姿も見られた。私たちも三人でたくさん写真を撮り、また京都駅へと戻った。帰りに「腹減ったので先にご飯!」と言い、和食レストランで晩御飯を食べた。次は、京都タワーからの夜景を見るつもりで京都タワーへ行ったが、残念ながら21時を過ぎていたので見られなかった。「次回京都へ来たら、ぜひ見ようね」と言いながら帰った。その時、京都駅前でウォーターイルミネーションをやっていたので、30分位それを見て、24時頃ホテルに戻って就寝。
 昨日の疲れでぐっすり寝られ、朝起きるともう7時30分。三人で急いで荷物をまとめ、朝食を終え、ホテルをチェックアウトした。受付の人の笑顔と言葉遣いを見ると「世界中で一番いいホスピタリティは日本に違いない」と思った。二日目のスケジュールは大阪城とUSJだった。まず、大阪城を見学した。城では人が多すぎてエスカレーターや階段も混雑してしまい、帰るのに結構時間が掛かった。その後、大阪歴史博物館に行き、USJへ行った。もうお昼の3時を越えていたため、急いでチケットを買い入場した。入場すると夢の世界に行ったかのように感じた。たくさんのゲーム、お土産屋さん、レストラン、それにハリーポッターのイルミネーション、すべて良かった。実は、お金と時間さえあれば、人生色々なことが楽しめるのだと感じた。イルミネーションを見て、夢中になってお土産を買っていたので、時間が過ぎていくのに気づかなかった。USJから出て、ホテルへ行った。晩御飯は、何にするのか決められなくて、商店街をずっとぶらぶらしてしまい、最後にイタリアンレストランで食事をした。食事を終え、街の夜景を見た。その後、就寝。
 二日間の旅で疲れすぎて、目が覚めたらもう8時。予定では、大阪から神戸、神戸から四日市。ホテルで朝食を食べてからチェックアウトした。受付で、私の名前を間違えて「フミタ様」と言われて腹が立ったけれど、やはり外国人の名前は言い辛く仕方がないかなと思い、「良いサービスを有り難う。また、来ますね。」と言い、ホテルを後にした。阪神電車は事故のため1時間以上遅れるとのアナウンスがあり、びっくりした。駅のホームでの電車待ちの時間が長すぎて大変だった。12時頃、神戸へ行き、南京町を見学した。昔から、中華料理、中国の雑貨などを売っている中華店が一杯の商店街が、今でも印象に残っている。見学中、ネパールも皆で努力し、ネパールタウンを建てればとの考えが浮かんだ。その後、メリケンパーク、カワサキ工場、神戸港と神戸ポートタワーを見学した。カワサキでは、日本製の乗り物を実際に乗ったり、写真を撮ったりした。最後に、神戸のネパールレストランで昼食を食べ、四日市に帰ってきた。
 私たちのような留学生に、毎年、日本を旅するチャンスを与えてくださる四日市大学学長に感激した。この旅行のお陰で、仲の良い友達が出来てとても嬉しい。
ありがとうございました。

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