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「中国(内モンゴル)の文化を学ぶ」小学生に母国を紹介しました

 2015年6月3日、桑名市の長島教育集会所において「国際教室~中国(内モンゴル)の文化を学ぶ」と題して国際交流が実施されました。これは、桑名市が実施する教育プログラムの一環で、留学生が行う企画として、本学は今年度初めての実施となりました。今回講師役を務めたのは、中国内モンゴル出身留学生紅英(コウエイ)さん(経済学部2年生)です。
 当日は11名の小学生の参加がありました。紅英さんは、最初にモンゴル語で挨拶をし、次にモンゴルの食べ物や住まい、伝統文化について紹介をしました。子供たちが事前学習で勉強した、モンゴルでは「ゲル」という移動住居に住んでいること、乗馬やアーチェリーも盛んに行われていること、相撲は女性の方が強いこともあるなど、紅英さんは写真を見せながら、とても楽しそうに説明を行いました。
 説明のあと、子供たちと一緒にモンゴルの家庭料理「シャルビン」を作りました。「シャルビン」は、餃子のように肉とキャベツやネギをみじん切りにして作った餡を、丸めた生地に包み、揚げたり焼いたりする料理です。子供たちはマイエプロンをし、まず紅英さんが作った餡を生地で包みことに挑戦。次に平らに伸ばして完成。初めて料理をする子もいて、悪戦苦闘しながらもなんとか形に仕上げました。そして、ホットプレートでこんがり焼いて出来上がり。子供たちは、お焼きに似たモチっとした歯ごたえのシャルビンを「美味しい!」と口いっぱいに頬張って完食しました。
 食事のあとは、もう一度学習です。紅英さんは、モンゴル語での挨拶の言葉を書いて子供たちに教えました。文字も発音も難しいモンゴル語ですが、どこか日本語と似た文字もあり親近感を覚えた子もいたようです。
 そして最後に、子供たち全員と一緒に写真撮影。皆、お腹も一杯になり、楽しい交流会を過ごすことが出来ました。紅英さんは、「初めての経験だったので緊張した。もう少し上手くやれれば良かった。」と反省をしていましたが、「子供たちと触れ合い、楽しかった。」と初めての日本人の子供たちとの交流が、留学生活の大切な思い出となったようです。長島教育集会所のみなさん、「バヤルラ!(ありがとう)」


 

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