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木曽岬小学校で母国を紹介しました

 2016年6月25日、桑名の木曽岬小学校において「第19回インターナショナルデー」が開催され、本学の留学生4名が母国の紹介をしました。この企画は、外国の文化などを学ぶ教育プログラムの一環で、3年生、4年生、5年生、6年生の各2クラスの授業をベトナム、ネパール、中国、インドネシアそれぞれの国の出身者が講師役を務めました。
 最初に、子供たちが担当の留学生を部屋まで迎えに来てくれました。可愛い子供たちに「先生」と呼ばれた留学生たちは、少し照れながらも笑顔で教室に向いました。
 3年生を担当したのは、ベトナム出身のズォン・ティ・リーさん(環境情報学部3年生)です。リーさんは、ベトナムの民族衣装アオザイを着て、ベトナム語で挨拶の練習をしました。子供たちは事前に学習していたようで、とても上手に挨拶することが出来、リーさんも拍手を送っていました。授業が終わると、子供たちの作った壁新聞を見ながら楽しそうにクイズに答えていました。
 4年生を担当したのは、ネパール出身のビソワカルマ・スディルさん(総合政策学部3年生)です。スディルさんもネパールの民族衣装に身を包み、言葉や食べ物、観光地などを紹介しました。「ネパールの学校は何年間ですか。」「朝、紅茶だけでお腹は空かないですか。」と積極的に質問する子供たちに、スディルさんは一つひとつ丁寧に答えていました。授業のあと、たくさんの子供たちに囲まれたスディルさんは、黒板にネパール語で「木曽岬」と書き、子供たちの名前も書いてあげました。子供は大好きと言うスディルさん、この日の子供たちの笑顔を忘れることはないでしょう。
 5年生を担当したのは、中国出身の王君(オウクン)さん(経済学部2年生)です。王さんは、中国の小学校で行われている目の体操を子供たちに教え、中国の貧困地域では、天井のない教室で勉強している子供たちもたくさんいることなどを紹介しました。そして、「日本の小学校の環境の良さに感謝して、勉強を頑張ってほしい。」と話しました。黒板いっぱいに、日本語、中国語でたくさんの言葉を書きながら教壇に立った王さんは、始めて講師をしたとは思えないほど堂々としていました。
 6年生を担当したのは、インドネシア出身のイフサン・ヌルディンさん(経済学部3年生)です。イフサンさんは、インドネシアの学校はとても規律が厳しいこと、休憩中はクリケットなどをして遊ぶことなどを紹介し、伝統的なインドネシアジャンケンを子供たちに披露しました。授業後には、「先生、インドネシアジャンケンしようよ。」と子供にせがまれ、嬉しそうに遊ぶイフサンさんの姿がありました。
 4名の留学生は、「すごく緊張したけれど、楽しかった。」と口々に言い、子供たちと父兄の方の前で母国を紹介できたことに充実感と自信を得たようでした。この経験を活かし、今後も国際交流活動を通じて日本と母国の架け橋になることを期待しています。
 木曽岬小学校の皆さん、有難うございました。

  
 
 

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