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留学生進路ガイダンスを実施しました

 2018年6月8日、3年生の留学生全員を対象とする進路ガイダンスを行いました。これは、卒業後の進路を定めるに当たり、日本社会特有の仕組みがあることを理解し、真剣に自らの将来を考え、準備を始めるための最初のステップです。当日は、対象者に加え、4年生や2年生の参加もあり、進路に関する関心度の高さがうかがわれました。ガイダンスは、留学生支援委員長富田先生の「今日は卒業後のことを考える機会です。どうやるか、いつまでにやるか、やり方を間違えてはいけない。そのためにも、しっかりと聞いてください。」という挨拶で始まりました。
 続いて、名古屋中公共職業安定所名古屋外国人雇用サービスセンター 学卒ジョブサポーター冨田由紀子氏から「日本での留学生の就職活動と採用状況」というテーマでご講演を頂きました。日本の就職活動の特徴や留学生が就職活動で困ったこと、企業が留学生に求めることなど、専門家の立場からお話頂きました。留学生たちも熱心に耳を傾けていました。
 卒業生の講演では、ギミレ スニタさん(2018年3月総合政策学部卒業。現在、イオンビッグ株式会社ザ・ビッグエクストラ刈谷店勤務))が、ご本人の実体験に基づき、「早めに目標を決め、就職希望の人も進学希望の人も、大学で学んだことをどうやったらしっかり活かせるかを考えることが大切です。私は、勉強以外にも留学生会やボランティア活動など、学内外を通して色々な活動に参加しました。その活動を通して、幅広い年齢層の人たちと交流を深め、日本の文化や習慣を学び、コミュニケーション能力を身につけました。それが自分自身の成長の糧となっています。そして、就職するには日本語能力試験1級を持っていること、それが重要です。」と、流暢な日本語で堂々と語っていただきました。先輩の説得力ある話に、留学生たちも気を引き締め、真剣な眼差しで聞き入っていました。その後、希望進路ごとにグループに分かれ、少人数での相談を行いました。具体的に何をしたら良いのか、相談の先生方と真剣にディスカッションする姿が多く見られました。
 この日のガイダンスで、「今日の話を聞いて、自分自身の卒業後の進路について真剣に考えなければならないと思いました。」「日本で就職することは簡単ではなく、もっと頑張らなければならないと出来ないことが分かりました。まず日本語能力試験N1は、必要だということも分かりました。私も頑張りたいと思います。」と決意を新たにした留学生もいました。留学生が少しでも早く希望を定め、それに向かって十分な準備と活動を進めることの重要性を理解し、行動することを期待します。 

 


  
 

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