「DiscoverJapan」の贈呈式を実施しました
「宗村南男記念‐留学生による日本再発見の旅」の受賞者が決まり、その贈呈式を7月17日(火)に実施しました。
これは、留学生の中では「DiscoverJapan」の通称で知られています。留学生が夏休みを利用して日本国内を旅する企画をチーム単位で提出し、その内容が優れたチームに贈られるものです。日本の自然、豊かな伝統文化、地域の人たちとのふれあいの中で、自分自身の生きがいを見つけ、心の底に潜んでいる可能性を発見する機会を推進するもので、企画実施後は、実施内容を写真とレポートにまとめて提出します。
今回応募のあったチームは、どれも日本の歴史や文化をしっかり学ぶことのできる目的地が多く組み込まれており、熱心に考えた様子が伺える内容でした。その中から選ばれたのは、中国出身の3人が企画した、沖縄を訪ねる旅です。
日本にいる間に一度は沖縄を訪れたい留学生も多く、ともすれば、その景色の美しさだけに関心を寄せる学生も少なくないですが、受賞者たちは、その激動の歴史やアジア諸国との交易が盛んであったことにより、独特の文化が育まれてきたことに興味を抱き、旅の企画をしました。日頃、勉強やアルバイトに追われ、旅行する余裕などない留学生にとっては、有意義で貴重な時間となるでしょう。この旅の計画・実施に当たって、互いに協力することで友情を深めた3人は、平素と違った環境で新しい出会いや体験をすることでしょう。
贈呈式では、岩崎学長から賞状と補助金を手渡され、「おめでとう。この『DiscoverJapan』は、『宗村南男記念』と冠が付いている。これは、故宗村南男学長の意思を継いで実施しているもので、この旅行の意義をよく考えて、有意義なものにしてほしい。沖縄の歴史や文化をしっかりと学んできてほしい。中国で学んだ沖縄について、そして、現在の沖縄について、その目でよく見て勉強してきてください。嘉手納基地を見下ろす丘に是非行ってきて下さい。」と、力強い言葉で激励し、勉強するための資料として沖縄に関する書籍も手渡されました。
最後に、岩崎学長、小林副学長、富田支援委員長と一緒に記念撮影。受賞者たちは、沖縄の地に思いを馳せながら、この旅の重みを感じていたことでしょう。
今回の受賞者は次のとおりです。
受賞者一覧
学部 |
学科 |
学年 |
氏名 |
国籍 |
目的地 |
期間 |
経済 |
経済経営 |
3年 |
チン ケンビン
陳 剣斌 |
中国 |
沖縄 |
9月2日~
9月4日
(2泊3日) |
経済 |
経済経営 |
3年 |
ゲン ロ
厳 璐 |
中国 |
総合政策 |
総合政策 |
2年 |
コ ギライ
胡 義磊 |
中国 |
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