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四日市市生桑台つくし会総会でインドネシア留学生が講演
 5月17日、四日市市生桑台集会所において生桑台つくし会(会長 江崎隆夫)の定期総会があり総会の後、国際交流「ワンダフル インドネシア」と題して本学インドネシアからの留学生アリオ ジェッキ ヘリ ヌグロホさん(環境情報学部3年)が講演をしました。
 同会では、これまで定例会等において講師派遣を四日市市健康福祉部介護・高齢福祉課に要請してきておりますが、認知症対応問題で同課と関わる東村篤元特任教授(現・本学研究機構環境技術研究所研究員)の縁で、本学留学生支援センターを紹介、2016年10月の「ネパールについて」ギミレ スニタさん以来、3年ぶりの国際交流となりました。
 東村先生が司会進行を務め、緊張感を解すため導入部を認知症問題から入り 医療・介護人材をはじめ国旗が似るなど日本とインドネシアとの関係性をお話、リラックスできたところで彼にバトンタッチ、「インドネシアの文化を紹介するのは初めてのことだったので、最初は、大いに緊張しましたが、話をしていく うちに場にも慣れ、出席の皆さんがどんどん質問をして下さるので緊張もなくなり平常心に戻りました。インドネシアは、1万3千以上の島々、300以上の民族、方言があり2億65百万人の人口でイスラム教徒が多く、現在、断食ラマダンの様子を紹介、インドネシア語で“ありがとう”、“こんにちは”、インドネシアの経済状態などをお話ししました」とジェッキさん。出席の皆さんの感想は「日本語が完璧で、人柄の良さがにじみ出た優しい説明に感動、歌が上手なのにも感心、時々、カラオケで歌っているとのことで、益々親近感を覚えました。同じアジアでありながら、インドネシアのことについて意外と知らないことが多く分かりやすい説明に身近な存在となりました。少子高齢化の日本と違い働き盛りの若い世代が多く、医療、介護などの分野で看護師、介護士といった人材が、多数日本へ来ているそうで、私らも将来、お世話になるかもしれませんね。イスラム教徒が多いのに中東アラブ諸国のような厳しさがないことは意外でした。日本と同じように火山国で地震も多いようですが、海がきれいで食べ物も日本人に合うインドネシアへ、また、行ってみたいものです」など講演の感想をいただきました。
 後半では、ギターを用意して動画を観ながらインドネシアの伝統様式やバリ島のガメランと西ジャワのアンクルンといった(三重県桑名市の石取祭りのような)喧しい鳴り物や日本にはない乗り物、チャーハンのような味のするナシゴレンなどを紹介、民族衣装姿でギター演奏、NIDJI(虹)というバンドでLASKAR PELANGI(虹の兵士・日本語に翻訳された曲)を演奏、出席の皆さんから「素敵だね」と言って下さり拍手喝采でした。
 最後に、江崎会長から謝辞として「今後も色々な国々の四日市大学留学生の皆さんに来ていただいて、それぞれのお国自慢を披露していただき国際交流が相互理解に繋がればと願っています」と結ばれました。

 


 

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