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木曽岬小学校で母国を紹介しました

 2019年6月15日、桑名郡の木曽岬小学校において「第22回インターナショナルデー」が開催され、本学の留学生3名が母国の紹介をしました。この企画は、外国の文化などを学ぶ教育プログラムの一環で、今年度は、1年生、2年生、4年生、各クラスの授業を、それぞれ、ベトナム、カンボジア、ネパールの出身者が講師役を務めました。
 1年生を担当したのは、ベトナム出身のグェン・ティ・フェン・チャムさん(総合政策学部3年生)です。チャムさんは、お母さん手作りの淡いピンク色のアオザイを着て、迎えに来た1年生と一緒に教室に入りました。教室には、ベトナム語と日本語で国旗や言葉、食べ物などが手書きで紹介されており、初めて受ける外国文化の授業を子供達が楽しみにしていた様子が伺われました。フォーやバインミー、ベトナムのフルーツなどを紹介すると、揚げ春巻きは給食にも出ることを教えてくれました。「ワン、ツー、ティー!」の掛け声とともにベトナムジャンケンを始めると大はしゃぎし、チャムさんに勝つと歓声が沸き起こりました。最後にチャムさんが子どもたち一人ひとりの席を回って握手をすると、「チャム先生の手、あったかい。」と手を握り締め、その光景を授業参観に来ていた親御さんらが温かい眼差しで見つめていました。
 2年生を担当したのは、カンボジア出身のジェット・シヌンさん(総合政策学部3年生)です。「まず、カンボジア語を覚えましょう。」とジェットさんが声を掛け、大きな声で「スォ スダイ(こんにちは)」と挨拶をしました。そして、お札には王様の写真が印刷されていること、雨期に家が浸水しないように高床式になっていることなど、文化や生活など日本との違いを説明しました。カンボジアでは、コオロギやクモを食べると話すと、驚きながらも「美味しい?」と質問し、子どもたちの好奇心もどんどん膨らみました。最後にカンボジアクイズを行い、正解すると飛び上がって喜ぶ子ども達の姿が印象的でした。
 4年生を担当したのは、ネパール出身のクンワル・アカスさん(総合政策学部2年生)です。アカスさんは、「ナマステ(こんにちは)」と手を合わせ挨拶しました。国旗の特徴や世界一の高さを誇るエベレストがネパールにあること、毎日食べるカレーの辛さなどを紹介しました。また「ツンギ」という輪ゴムをまとめて作ったボールを足でリフティングする遊びを子どもたちと一緒に行いました。子どもたちは「やりたい!」と言って、初めてするネパールの遊びに夢中になっていました。
 木曽岬小学校では、インターナショナルデーを前に事前学習でその国のことを調べ、この日の授業を受けます。それぞれの教室で子どもたちが得意気に発言し、留学生等も一生懸命日本語で会話する、そんな子どもたちと留学生等の生き生きとした姿が印象的な一日となりました。
 3名の留学生は、「すごく緊張した。子供達が一杯質問してくるのでドキドキした。でも楽しかった。また機会があればやりたい。」と口々に言い、生徒たちと保護者の前で母国を紹介できたことに充実感と自信を得たようでした。この経験を活かし、今後も国際交流活動を通じて日本と母国の架け橋になることを期待しています。
 木曽岬小学校の皆さん、有難うございました。

■授業の様子がCTYで放送されました
http://ctycns-streaming.evv.jp/
「ケーブルNewsウィークリー6月17日(月)放送号」をクリック
※但し、7月18日頃までの配信予定です

 

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