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「DiscoverJapan」の贈呈式を実施しました

  留学生による「宗村南男記念‐留学生による日本再発見の旅」の受賞者が決まり、その贈呈式を7月16日(火)に実施しました。
 これは、留学生の中では「DiscoverJapan」の通称で知られています。留学生が夏休みを利用して日本国内を旅する企画をチーム単位で提出し、その内容が優れたチームに贈られるものです。日本の自然、豊かな伝統文化、地域の人たちとのふれあいの中で、自分自身の生きがいを見つけ、心の底に潜んでいる可能性を発見する機会を推進するもので、企画実施後は、実施内容を写真とレポートにまとめて提出します。
 今回は5チームの応募があり、どれも熱心に考えた様子が伺える内容でした。その中から選ばれたのは、インドネシア出身とカンボジア出身の2年生2人が企画した、神戸を訪ねる2泊3日の旅です。古くから外国との交易が盛んであった神戸には、今なお当時の面影を残す異人館や南京町など異国情緒漂う町並みもあり、独特の文化を育んできました。また、1995年に発生した阪神・淡路大震災では甚大な被害を受け、それをきっかけとした防災への取り組みなども積極的に行われています。日本と同じように地震の多いインドネシアの学生は、当時の状況や取り組みを学び、母国で活かしたいと考えたことも神戸を選んだ理由の一つです。また、日本で最初に作られたイスラム教の寺院「神戸モスク」に行くことも大きな楽しみの一つのようです。カンボジアの学生もそんな友人から刺激を受け、共に旅することを決めました。
 日頃、勉強やアルバイトに追われ、旅行する余裕などない留学生にとっては、有意義で貴重な時間となるでしょう。この旅の計画・実施にあたって、互いに協力することで友情を深めた2人は、平素と違った環境で新しい出会いや体験をすることでしょう。
 奨学金は岩崎学長から手渡され、「『宗村南男記念』という冠の意味をよく理解し、『神戸』という独特の文化を学んできてください。おめでとう。」と、力強い言葉で受賞者たちを讃えました。小林副学長からは、国籍も違い、違った文化や宗教をどう学ぶか、またどう伝えるかということの重要性を理解する機会にもなり、インドネシアとカンボジア二人の間でも国際交流が行われるとお話がありました。
 最後に、岩崎学長、小林副学長、富田支援委員長と一緒に記念撮影。受賞者たちは、この奨学金の重みをかみ締めながら、真夏の神戸の空と海に想いを馳せていたことでしょう。  

今回の受賞者は次のとおりです。

受賞者一覧

学部 学科 学年 氏名 国籍 目的地
総合政策 総合政策 2年 ARIF WICAKSONO
アリフ ウィチャクソノ
インドネシア 神戸
総合政策 総合政策 2年 MOEUNG MANUTH
ムウン マノット
カンボジア




  
 

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