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「日本再発見の旅―Discover Japan」レポート

■【受賞者のレポート】
「DiscoverJapan日本再発見の旅」の様子
  ・ムウン マノットさん(総合政策学部2年生)
  ・アリフ ウィチャクソノさん(総合政策学部2年生)
 

ムウン マノットさんのレポート

 私は、「留学生による日本再発見の旅―Discover Japan」で受賞した旅で、神戸・大阪に行きました。
 一日目は、神戸ハーバーランドと南京中華街に行きました。電車もレトロな雰囲気の電車で、とてもおしゃれでした。その電車に乗って最初に訪れたのが南京中華街です。以前旅行で東京の横浜中華街に訪れたことがあるのですが、横浜中華街と比べると小規模でした。しかし、南京中華街には神戸牛のお店がたくさんありました。私も食べたかったのですが、とても高価で食べることができませんでした。それだけ神戸牛は良質な肉なのだと実感しました。次に訪れたのが、神戸ハーバーランドです。海のすぐそばの観覧車に乗りました。そこから見える神戸の港と工場の夜景がとてもきれいでした。四日市にある有名な四日市コンビナートと比べると数は少なかったですが、同じくらいライトアップが美しかったです。
 二日目は、『阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター』へ行きました。最初に大画面で地震発生時の映像を約10分見ました。あまりにも衝撃的な映像でショックを受けてしまいました。その映像を見た後に、実際の現場が再現された場所があり、どういう状況であったかを知ることができました。また、水が膝まで上がってきたときにどのぐらい歩きにくいかを体験できるところがあり、男の私でも全く足が動きませんでした。そして、地震を実際に体験された方の話も聞きました。日々の備蓄や地震対策、そして何よりも重要なのが近所との連携、助け合いだと分かりました。あれだけの被害があったのに、なぜ日本はこんなにも早く復興できるのか不思議でしたが、日本人には助け合いの精神があるからなのだと思いました。
 次に訪れたのは、『異人館』と『布引の滝』、『六甲山のロープウェイ』です。異人館では、神戸ムスリムモスクに行きました。礼拝をする部屋は男性・女性で分かれています。ムスリムの方に20分ほど話を聞き、一日に5回メッカに向かって礼拝をおこなうこと、ラマダーンがあることなどが分かりました。そして、布引の滝は異人館から歩いて行きました。急な坂を30分ほど歩くと大きな滝が見えてきます。そこには外国人観光客も多くいました。勢いも激しく夏でも涼しく感じました。六甲山ロープウェイは、約12分かけて頂上へいきそこから見える神戸の町並みは本当に美しかったです。一日目に行った神戸ハーバーランドもはっきり見えました。  三日目は、『大阪城』に行きました。大阪城は、江戸時代に修築されたお城です。お城の周りは敵が入りにくいようにお堀というものがあります。カンボジアにはない技術で、昔の日本人の工夫に感動しました。大阪城にものぼって、大阪の町並みを見ることができました。
 最後に『あべのハルカス』へ行きました。ビルの高さは300メートルで日本一高いビルです。そこの展望台へ行き、夜景を見ました。エレベーターのドアが開いた瞬間あまりの美しさに言葉が出ませんでした。夜景の美しさにも驚きましたが、日本の技術に最も驚かされました。この高さのビルや、私たちが今目の前にしているきれいな町並みはどのように作られたのか不思議でたまりませんでした。
今回の神戸・大阪の研修旅行で、日本の技術・歴史・文化・日本人の人柄を知ることができました。タクシーを多く利用したのですが、信号が長いからとわざわざメーターを止めてくれた運転手さんや、外国人にも優しく道案内をしてくれた通りすがりの人もいて、温かい心にもふれることができました。大学の講義を受けるだけでなく、実際に見て、感じることがいかに大切なことか分かる三日間でした。このような貴重な経験をさせて頂き、心より感謝致します。


アリフ ウィチャクソノさんのレポート

 2019年8月21日から23日まで、「日本再発見の旅―Discover Japan」で、私はマノットさんと一緒に神戸と大阪へ行きました。今回の研修旅行では、色々なところへ行きました。例えば、南京町(China town)、神戸ハーバーランド、阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」、生田神社、神戸モスク、異人館、布引滝、布引ハーブ園、大阪城、道頓堀、カンボジア料理店、あべのハルカスです。
日本で6番目に人口の多い都市である神戸は、1995年の大震災以来、世界に知られるようになりました。そのとき、街のほぼすべての建物が破壊され、6400人以上が死亡しました。 神戸の街は、しばらく地震の被害のあとがそのままで、人々は悲しみに暮れていたそうです。しかし、神戸の街は復興しました。原爆で壊滅した広島のように、神戸も災害から立ち直りました。 阪神・淡路大震災は、日本人の防災意識と日本の地震対策技術への発展が高まるきっかけになりました。
 神戸は、南側が大阪湾に面し、北側には六甲山という山々に囲まれているため、美しい自然があるのも魅力の一つです。そして、神戸には大きな港があります。昔、神戸港には、多くの外国人が貿易のために訪れました。その時代のヨーロッパ建築の建物がまだ残っています。多くのイスラム教徒もここに来て、大きなモスクを建設しました。そして、南京町(China town)もあります。現在は、さまざまな国の人々が、互いの文化や宗教を尊重しながら、ここで平和に暮らしています。
 阪神・淡路大震災記念、人と防災未来センターを見学しながら、大震災について多くを学びました。1995年1月17日、マグニチュード7.2の地震により、神戸を中心に日本の各地が揺れました。現地時間の午前5時47分に発生した地震により、6,400人以上が死亡しました。多くの建物や公共施設が破壊され、ひどく被害を受けました。 このセンターは、地震に関する経験と教訓を伝えて、防災と管理を実現するために建てられました。私たちは、津波の体験をしました。勢いよく流れる水で、足がとても動きにくいと感じました。
 神戸・淡路大震災は、互いに助け合うことの重要性を教えてくれました。日本では、地震による被害を減らすために定期的に訓練を行っており、地震が発生したときに手や頭の保護、テーブルの下に隠れることなどについて、コミュニティや学生に訓練を行っています。私にとって、これは非常に重要です。なぜなら、実際に地震が起きた時にどうすればいいかがわかるからです。インドネシアでも頻繁に地震がありますが、このような訓練はほとんど行われていません。そのため、私はインドネシアの友人にこのようなトレーニングの重要性を伝えなければなりません。人と防災未来センターは、2006年にジョグジャカルタで発生した地震を思い出させてくれました。その時、祖父は亡くなり、叔父は重度の足の骨折で苦しみました。神戸モスクに行ったとき、インドネシアとカンボジアも耐震技術を作れるようにと祈りました。
 私にとって、最も記憶に残る場所は、神戸ハーバーランドです。神戸ハーバーランドは神戸市の南側の湾に面し、海はきらきらときれいで、心地よい夏の風が吹いていました。ここには、リラックスできるお洒落なカフェもあります。さらに、最も重要なモニュメントであり、多くの外国人観光客が訪れる神戸ポートタワーがあります。晴れていれば、とても美しい夕焼けを見ることもできます。ここで、神戸牛のレストランに入り、値段は少し高かったのですが、神戸牛を食べました。とても美味しかったです。ハーバーランドでは、観覧車に乗りました。 頂上からは、ハーバーランドの素晴らしい景色を見ることができました。その瞬間、私は叫びました。「神戸は最高だ!」。本当に来てよかった。


 

 

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