Faculty of Policy Management
総合政策学部

21世紀の社会を生きていくためには、社会の変貌にあわせて、生活や仕事の仕方を人々が自分自身で変えていく必要があります。そのために、総合政策学部では既存の学問の枠組みを超え、あくまで現実にこだわって学ぶスタイルを大切にしています。そして、広い視野や考え方を学び、それを他の人々に伝え説得する技術の習得を目指し、常に自分自身の尺度を持ちながら、全体を見渡せることができる人材を育成します。

総合政策学部には
3つの専攻があります。

総合政策学部

経営戦略専攻

経営やビジネスの知見を実践的に学びます。

経営戦略専攻の特色は、地域企業との関係を活かした実践的な学びにあります。地元企業と連携した演習や、経営者や働く人の生の声を聞く「地域企業セミナー」など、就職活動にも役立つカリキュラムを設置。簿記やマネジメント、事業計画立案のための経営・財務など、専門知識の修得科目も充実しています。

こんな人におすすめ
  • 企業経営やビジネス戦略について学びたい人
  • ビジネススキルを磨きたい人
  • 金融や会計の知識を身に付けたい人

目指す資格

  • 日商簿記検定
  • 中小企業診断士
  • ファイナンシャルプランナー
  • など

将来の進路

  • 金融・証券・保険関連企業
  • 企業の経営企画や営業
  • 経営者
  • 企業の企画部門
  • ベンチャー起業家
  • など
経営学研究室:企業の経営戦略を検証!!

企業の成長戦略分析などを通じ、経営マネジメント力を養う。

企業は時に、提携や合併、買収などをしながら、成長や淘汰を繰り返しています。企業が経営組織を形成していくプロセスなどに焦点をあて、経営マネジメントや経営戦略について考えている本研究室では、自分が気になった企業がどういう経営戦略をとっているのか、ときには実際に関係者へ取材するなどしながら考察。経営に関して幅広く学んでいきます。

  • 学生自身が気になったが、どのような経営戦略をとり、どのように成長してきたか、本やインターネットなどの文献を調べて情報収集。
  • 調べた情報を、経営学的な視点で読み解く。ゼミのみんなで意見交換しながら、考察を深めよう。
  • ときには、対象の企業の方や関係者の方にお話を伺い、理解を深めていく。
  • 自分が調べて考えたことをレポートにまとめて発表!
Teacher's Voice

川崎 綾子 准教授

経営組織論(組織間信頼のマネジメント)、中小企業論、経営戦略論 ほか

私は「提携は恋愛、合併は結婚」などと説明していますが、経営組織を形成・強化していくプロセスは、人間関係と同様に繊細で複雑。ここでの学びは、経営分野に限らず、複雑化する現代を生き抜くためのヒントになるはず。また、研究室での活動を通して、考えをまとめ、伝える力など、様々な力を磨きましょう。

経済学研究室:人にやさしい企業を取材し、社会に発信!

学びの舞台は、地域の企業。

高齢者・障がい者支援を行うNPO法人と連携して、バリアフリーなど、人にやさしい取り組みを実施している地域の企業を取材。取材内容を記事にまとめ、Web上で発信しています。題して「学生潜入レポ‼人にやさしい三重の企業」。取材のアポ取りから、写真撮影、記事制作まで自分たちで行います。

  • 会社案内パンフレットやホームページなどを調べて、取材する企業を選定。
  • 取材する企業に電話し、アポイントメントを取る。
  • 取材本番。企業の方へのインタビューや写真撮影も自分たちで実施。
  • 取材した内容をもとに、レポート記事の原稿を作成。
  • Web上で公開された記事を読んで、たくさんの人に地域の企業のことを知ってほしいな
Teacher's Voice

鶴田 利恵 教授

自由貿易協定や経済連携協定の今後、貿易・投資と経済成長の関係 ほか

この「学生潜入レポ」は、企業へのアポ取りや取材を通して、交渉力や知りたい情報を引き出す力、コミュニケーション力など、社会で必要とされる様々な力を実践的に養うことができる活動です。また、地域の企業を取材することで、世の中や企業の動きを実体験として捉えることができます。

総合政策学部

公共政策専攻

公務員をはじめ、地域に貢献する人材を育てます。

公共政策専攻は、公務員や公益法人、社会貢献が必要とされている一般企業などで地域や社会に貢献したい学生のためのカリキュラムが充実しています。 フィールドワークを含む実践的な学びを通じて、問題発見・解決力を養うほか、公務員採用試験合格を目指す「公務員養成プログラム」も用意されています。

こんな人におすすめ
  • 地域の力になりたい人
  • まちづくりに携わりたい人
  • ボランティア活動など、社会貢献活動に興味がある人

目指す資格

  • 防災士
  • 社会調査士
  • 社会福祉主事任用資格
  • などの資格

将来の進路

  • 自治体職員
  • 警察官
  • 消防士
  • NPO・公益法人スタッフ
  • 企業の企画部門
  • 大学院進学
  • など
法律学研究室:法律で社会の課題を解決する⁉

法律学を通して、課題を解決するための仕組み作りを学ぶ。

本研究室では、現代の様々な社会課題に対して、どのように法を整備していけば解決できるのか、法律学を通して考えを深めています。「世界各国と比較して日本の憲法改正について考える」「民事裁判をオンライン化するために必要な法整備とは?」など、様々な課題を取り上げ、解決するための仕組みづくりについて学んでいきます。

  • TVや新聞などのニュースから、自分の興味のあるテーマ(社会課題)を見つける‼
  • 例えば「環境問題」なら「環境保全に関わる国の法律や政策は?」「世界の国々ではどのような政策や法整備をしているのか?」など、自分が選定したテーマに関わる法学の知識を学ぶ。
  • 学んだ法学知識などをもとに、社会の課題を解決するためにはどのような法改正をしていけばいいのかなどについて、みんなで討論しながら、考えを深めていく。
  • 考えを整理し、自分なりに結論付けてレジュメ(要約したレポート)にまとめる。そして、プレゼンで発表‼
Teacher's Voice

中西 紀夫 教授

基礎法学や憲法(集団的自衛権について憲法改正の必要性の考察など)、環境法学(公害罪法事件みる環境刑法の動向など)、刑事法学 ほか。

法律学は、弁護士などに必要とされる専門的な学問と思われるかもしれません。しかし「市役所などで条例の改定案を検討する」「企業でISO14001を取得するための仕様をまとめる」など、実は様々なシーンで必要になる、とても身近な学問。将来役に立つ知識もたくさん学べるはずです。

地方自治研究室:地域の日本酒でまちおこしに挑戦

地域を元気にする方法を、多方面から検討。

本研究室では、地域を元気にする方法を様々な方向から検討。市民団体などとも連携しながら、「四日市とんてき」のPR活動を展開するなど、バラエティに富んだ取り組みに挑戦しています。今回は若者の酒離れなどにより消費量が減ってしまっている日本酒をテーマに、四日市に数多くある酒蔵の維持・発展という地域課題について考えた事例を紹介します。

  • 地域の課題を考えながら、まちおこしの糸口を探り、テーマを決めていく。
  • テーマは日本酒に決定!行政機関などにも話を聞きながら背景調査した後、現地取材先の選定、アポ取りをする。
  • 地域の酒蔵を見学。お店の職人さんから、日本酒の魅力や現状の課題をヒアリング‼
  • 「若者にもウケる日本酒を使ったカクテルを開発」「海外向けに情報発信」など、さまざまなアイデアを検討。
  • 研究成果や取り組みをジョイントセミナーで発表!(詳しくは↓)
Teacher's Voice

小林 慶太郎 教授

地方自治体における住民参加や市民協働などの政策過程、まちづくりやダイバーシティなどに関する 公共政策研究 ほか。

研究室の学生たちは毎年、地方自治や公共政策について学んでいるゼミが集う合同研究発表会「ジョイントセミナー」に参加しています。ジョイントセミナーは、他大学の方々と意見交換できる貴重な機会。地域を題材に学んだことが、外の世界でも広く役立つ学びだったと、きっと実感できるはずです。

総合政策学部

人文社会専攻

文化・歴史・社会を題材に、
さまざまな問題と解決策を探求します。

日本や国際社会における諸問題を、人文学や社会科学の視点で探求し、その解決策を考えていきます。扱う題材は、文学や歴史、アニメ・漫画・ライトノベルなどのサブカルチャー、地域の文化遺産、そしてグローバル化や格差社会といったさまざまな社会現象など、多種多様。机上で考えるだけでなく、取材や調査などを交え、行動的・実践的に学びます。

こんな人におすすめ
  • 文学や歴史を題材に社会の諸問題を考えたい人
  • アニメや漫画、ラノベを題材に人間を考察したい人
  • 地域の文化遺産を活かして地域観光を盛り立てたい人

目指す資格

  • 社会調査士
  • 国内旅行業務取扱管理者
  • MOS
  • など

将来の進路

  • 自治体職員
  • 企業の企画部門
  • マスコミ(出版・広告・放送など)
サブカルを分析し、人間について考える!

現代の人間像をサブカルから読み解く。

メインカルチャーに対し「少数派の文化」として生まれた「サブカルチャー」。現在では本来の意味を超え、広く大衆文化として根付いています。様々な文学研究を行っている本研究室では、ライトノベルやアニメ、漫画などのサブカル作品も題材に取り上げ、そこに描かれている人間について考察しています。

  • ライトノベルやアニメ、漫画などのサブカル作品から、様々な疑問点を見つけます。
  • 疑問点に関して、推論や分析を繰り返して、整理。ディスカッションなどによって、考えを深めてみよう!
  • 作品が生まれた時代背景や社会の現状なども考察しながら、疑問解決の過程で読み解いた現代の人間像について口頭発表や論文の形に
Teacher's Voice

高田 晴美 准教授

本近代文学、日本現代文学、女性文学 ほか

サブカル作品には、ただ単にエンターテインメント性があるだけでなく、「人は何に悩み、何を望んでいるのか」など、その時代の人間像が反映されているものがたくさんあります。「なぜこの作品が流行しているのか」など、疑問点を追求していくことで、私たち人間について考えを深めてみましょう。

哲学研究室:答えの出ない問題に向き合う力を磨く!

悩み、考え抜く経験から、課題に向き合う姿勢を学ぶ。

世の中には、答えの出ない課題や問題がいっぱい。この広い世界では、私たちが正解を知っていることの方がまだまだ少ないかもしれません。本研究室では、身近な様々なことを題材に、みんなでディスカッションしながら深堀りし、そこから見えてきた社会課題などを検討。こうして、なかなか答えの出ない課題や問題への向き合い方を学んでいます。

  • たとえば「サッカー」など、身近な興味から題材を決め、「サッカーはなぜ面白いのか?」「スポーツの意義とは?」など、みんなで哲学的に掘り下げてみよう!
  • 世界各国のサッカー事情を調べてみるなど、さまざまなアプローチでテーマを深堀り。そして、「日本のスポーツ振興のあり方」など、その先にある社会課題についてじっくり考えてみる。
  • 自分の考えたことに関して、みんなと意見交換しながら、さらに考えを深める。
  • 自分が絞殺した考えやそのプロセスを発表!
Teacher's Voice

フェリペ フェハーリ 准教授

場所論、認識論、哲学・比較思想、哲学史・社会思想史 ほか

人は、いろいろなことに思いを馳せ、様々なことを考えながら生きています。そして哲学とは、あらゆることについて考える学問。つまり「哲学=人が生きること」だと私は考えています。何かについて、徹底的に深堀りして自分の力で考えてみるという経験は、あなたの生きる力をきっと成長させてくれるはずです。

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